年の瀬の風物詩に、馬術界も加わった。
今夏パリ五輪(オリンピック)の総合馬術団体で銅メダルを獲得した日本代表「初老ジャパン」が5日、恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」にノミネートされた。
パリでは日本馬術界92年ぶりとなるメダルをつかんだ。7月29日時点で最年長48歳だった大岩義明(nittoh)を筆頭に、41歳の戸本一真(JRA)、39歳の田中利幸、38歳の北島隆三(ともに乗馬クラブクレイン)が愛馬とともに躍動。平均年齢41・5歳はスポーツの世界では「シニア」の部類に当たり、選手たちが自ら名付けた「初老ジャパン」が大きな話題になっていた。
快挙から一夜明けた7月30日には、大岩が「初老ジャパンの中の私は“長老”ですが…」と笑わせ「我々はとにかくマイナースポーツ。皆さんの話題になれたというのは、我々にとっては本当にいいことなので、引き続き、よろしくお願いいたします」と笑顔を見せていた。
「ユーキャン新語・流行語大賞」の主催者によると「初老」は、古くは40歳の異称だったが、現在では60歳前後の人に使うという。競技での結果と親しみやすいフレーズで世間と馬術の距離を縮め、今回のノミネートに至った。
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