1月1日〜9月26日に生まれた約26万人の赤ちゃんの名前を調査・集計した「たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング」(ベネッセホールディングス)によると、男の子は「碧」が2年ぶりに1位復活、女の子は「凛」が15年ぶりに1位に返り咲いた。名前ランキングはいろいろあるが、集計数では国内最多だ。
「碧」の主な読みは「あお」。「碧い海のようにおおらかに育ってほしい」「輝く宝石のような意思の強さを持つ人になってほしい」などの願いが込められているようだ。2009年以来1位に復活した「凛」(りん)も「自分の意思を持ったしっかりした子に育ちますように」「凛とした女性になってほしい」などの意味が読み取れる。
男の子の2位は「蓮」(れん、昨年1位)、3位は「凪」(なぎ)。女の子の2位「陽葵」(ひまり)は安定して人気の名前。3位「翠」(すい)も昨年同様3位にランクインした。
ちょっと面白いのが20年前の名前ランキングとの比較。2005年は男の子「颯太」(そうた)、女の子「陽菜」(ひな)が1位だ。当時は男女ともに漢字2文字の名前が主流で、20年で名前が短くなっている傾向がうかがえる。男の子は、「太」「大」の漢字が入るなど「健康・元気な」イメージの名前が、女の子は、「菜」「海」の漢字が使われるなど季節を感じる名前が多くランクインしていた。
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