バンタンとパルコによる「アジアファッションコレクション」　来年2月開催のNYコレクションに参加する日本3ブランドを決定

　バンタンとパルコが共同で組織するAFC実行委員会が、アジアの若手デザイナーを発掘・インキュベートするプロジェクト「アジアファッションコレクション（Asia Fashion Collection、以下AFC）」の一環として、展示会形式の国内最終審査を開催した。日本、韓国、台湾から14組のデザイナーが参加し、大阪文化服装学院に在学中の芳賀陽介による「ヨウスケ ハガ（yousuke haga）」、同学院の世良洸稀と河村小太郎（大阪文化服装学院）らによる「ビル ビル（Bill Bill）」、バンタンデザイン研究所 東京校に在学している小松大空の「リトル ベッドルーム（LITTLE BEDROOM）」の3ブランドが日本代表に選出された。

　AFCはアジアのファッション産業の更なる発展を目指し、2013年にスタート。アジアの若手デザイナーを育成するプロジェクトとして、これまでに岡本大陸が手掛ける「ダイリク（DAIRIKU）」や林史佳の「フミク（Fumiku）」などを輩出してきた。
　選考ではブランドのオリジナリティやデザイン性をはじめとしたクリエイティブ面、市場性や時代性を測るビジネス面、ブランドのSNS発信力といったコミュニケーション面を基準に評価。日本代表に選ばれた3ブランドは、韓国代表の「メグ キム（MEG KIM）」、台湾代表の「ピーシーイーエス（PCES）」とともに、来年2月に行われるニューヨークファッションウイークに参加し、ブランド事業化の支援を受けて、アジアでの販売をはじめとしたブランド確立に向けた準備を進めていく。