暖かい秋から一転、あすにかけて今シーズン一番の強い寒気が流れ込む見込みです。あすは立冬ですが、暦通り、冬の訪れを感じられそうです。あすにかけて日本海側では雪や冷たい雨になり、太平洋側は晴れても風が冷たく、木枯らし1号が吹くかもしれません。
あすにかけて日本付近は冬型の気圧配置になるでしょう。冬型になるのは今シーズン初めてのことです。北海道や東北北部には12月上旬並みの寒気が流れ込むので、平地でも雪が降り、積もる所もありそうです。路面状況が悪化しそうですので、車の運転にはご注意ください。雷を伴ったり、竜巻などの激しい突風のおそれもありそうです。北陸や山陰など日本海側の地域は、冷たい雨が降り、しぐれるでしょう。太平洋側は晴れますが、晴れても北風が冷たく感じられそうです。東京や近畿では木枯らし1号が吹くかもしれません。
一方、沖縄は台風22号周辺の湿った空気が流れ込むため、週末にかけて雨が強く降り、大雨のおそれもありそうです。
あさって金曜日は、移動性の高気圧に覆われて晴れる所が多いでしょう。ただ、空気は冷たく、朝は東日本や西日本でも一桁の冷え込みとなりそうです。昼間もあまり気温が上がらず、厚手の上着が必要な体感になるでしょう。
土曜日から日曜日は太平洋側ほど雲が多くなります。特に、日曜日は関東から西の太平洋側で冷たい雨が降りそうです。
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ただ、このまま冬に向かって一直線というわけではありません。来週は平年より暖かい空気が流れこんで、西日本では夏日になる所もありそうです。ダイナミックに空気が入れ替わり、気温の変動が大きいので、体調を崩さないようにお気をつけ下さい。