昨年12月に発売された「週刊文春」の報道に端を発するお笑いタレント・松本人志(61)の性加害疑惑。今年1月、松本は個人で発行元の文藝春秋社を提訴し、裁判に注力するために芸能活動もすべて休止していたが、一転して11月8日に訴えの取り下げを発表した。
8日夕方、松本の代理人弁護士は法律事務所の公式HPにコメントを掲載し、《これまで、松本人志は裁判を進めるなかで、関係者と協議等を続けてまいりましたが、松本が訴えている内容等に関し、強制性の有無を直接に示す物的証拠はないこと等を含めて確認いたしました》とした上で、《裁判を進めることで、これ以上、多くの方々にご負担・ご迷惑をお掛けすることは避けたいと考え、訴えを取り下げることといたしました》と発表。
そして、《松本において、かつて女性らが参加する会合に出席しておりました。参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます》とした。
会合に参加した女性に対して謝罪をした松本だが、性加害報道が出た当初は “強気”な姿勢を見せていた。
週刊文春は昨年12月27日発売号で、松本が2015年、お笑いコンビ・スピードワゴンの小沢一敬に女性を集めさせ、都内の高級ホテルで飲み会を開いた際に“ゲーム”と称してキスなどの性的な行為を参加女性に迫ったと報道。松本が所属する吉本興業は、即座にこれを否定した。
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年の瀬に降って湧いたスキャンダルに世間がざわつくなか、松本は12月28日にXを更新し、こう綴った。
《いつ辞めても良いと思ってたんやけど…やる気が出てきたなぁ〜。》
続けて年が明けた1月5日に「週刊女性PRIME」が、性加害を告発した女性が、小沢に送ったとするLINEの文面を報道。女性が飲み会で松本に会えて感激したという趣旨の内容だったが、松本は記事のスクリーンショットと共にこうポストしている。
《とうとう出たね。。。》
1月8日には、吉本興業が公式サイト上で、松本が裁判に注力するため活動を休止すると発表。翌日にかけて、松本はXでポストを連投するのだが、いずれも“余裕”をうかがわせる内容だった。
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《事実無根なので闘いまーす。それも含めワイドナショー出まーす》
《ワイドナショー出演は休業前のファンの皆さん(いないかもしれんが)へのご挨拶のため。顔見せ程度ですよ》
結局、レギュラーでコメンテーターを務めた『ワイドナショー』(フジテレビ系)の出演は実現しなかった。それから約3カ月後の3月25日、松本はXでこうポストした。
《人を笑わせることを志してきました。たくさんの人が自分の事で笑えなくなり、何ひとつ罪の無い後輩達が巻き込まれ、自分の主張はかき消され受け入れられない不条理に、ただただ困惑し、悔しく悲しいです。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです ダウンタウン松本人志》
しかし、7月中旬以降は、報道に関する投稿は鳴りをひそめ、日常を伝えるにとどまっていた。
裁判は終結したが、5億5千万円の巨額賠償請求を求め、強気なコメントも出していたところから一転して、訴え取り下げと謝罪をした松本に対して、X上では戸惑いの声が上がっている。
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《あれだけ強気な発言で文春と戦うスタンス見せてたのに》
《強気だったのにどうしたんだろう》
《結局なんだったんだ強気だった松本人志》
《文春への訴えを取り下げたんだとよ 水面下での交渉をしていて女性側への謝罪を条件としたんだとよ なら今までのあの強気はなんだったのよ… だっせぇー!》
《あんだけ「事実無根なので闘いま?す」とか言ってたのに残念ですね。正直ダサいです》
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