お笑いコンビ・令和ロマンの高比良くるま(※高=はしごだか)が8日、都内で行われた書籍『漫才過剰考察』発売記念囲み取材に出席した。
【写真】書籍カバーデザインについても語った高比良くるま 辰巳出版のWEBマガジン「コレカラ」で連載していた「令和ロマン・高比良くるまの漫才過剰考察」をもとに、9割近くを書き下ろして制作された。M-1や漫才の面白さを、今までにない斬新な視点であらゆる角度から分析した1冊には、書籍化に際して行われた霜降り明星・粗品との特別対談も収録している。
同書について、くるまは「僕がすごく活字を読めない人間なので、そんな人間でも読めるような。しゃべっているような…。お話をしながら、それをベースに書き起こしたものをもとに書いていく感じでしたので(編集などには)めちゃくちゃ迷惑をかけました。書いていくうちにお笑いのトレンドが変化していって。2025年5月ぐらいまでは持つかなと。納品してから刊行するまで冷めるじゃないですか?来年5月くらいまでは持ちます」とアピールした。
『M-1グランプリ』の演出を自らが担当できるとしたら…との話題では「蝶がどっちに飛んでいくのかにしたら」と『THE W』を彷彿とさせながら「点数というので革命を起こしてもいいですよね。(審査員が)自分の中のベスト3をつけて、全部終わった後に、その中で一番点数が高かった上位3組が残るとか面白いですよね」と明かした。
NON STYLEの石田明が、漫才分析本『答え合わせ』(マガジンハウス新書)を刊行した際には、くるまの書籍と「抱き合わせで…」と笑みを浮かべていたが、くるまは「石田先生がしっかりしたことを書いてくださっているので、僕の方はお笑いヤンキーのみなさんに読んでいただきたいです」と呼びかけた。
同書では、粗品とも対談しているが「粗品さんがなかなかお笑いを語ってくれることってないんですけど、個人LINE一発でOKでした。粗品さんは、義に熱い人間なので。何件か対談のオファーきたことあるんですけど『ここはちゃうんちゃう?』っていうので先延ばししていたのですが、今回は『お前の本やったら…』ということで。粗品さんが珍しく自分の手の内の話をしている。いかに僕と違うのかというのを楽しんでいただけたらなと。考え方から、何から何まで違うというところを読み解いていただけたら」と語っていた。