波乱のスーパーフォーミュラ・ライツ第17戦鈴鹿は小林利徠斗が制す。TOM’Sがトップ4独占

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2024年11月10日 12:20  AUTOSPORT web

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2024スーパーフォーミュラ・ライツ第6大会鈴鹿 第17戦でトップ3を占めたTOM'Sドライバーたち
 全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会は11月10日(日)、三重県の鈴鹿サーキットで第17戦の決勝レースが行われ、バトルやペナルティが相次ぐ波乱の展開を小林利徠斗(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)が制した。トップ4をTOM'Sが独占する結果となった。

 第16戦から一夜明け、迎えた第6大会の最終日は、8時20分から第17戦の決勝レースが12周で争われた。前日の公式予選では中村仁(モビリティ中京 TOM'S 320 TGR-DC)がポールポジションを獲得。ランキング首位の小出峻(HFDP WITH B-MAX RACING)が2番手に、第16戦でポール・トゥ・ウインを飾った野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC)が3番手につけていた。

 曇り空のもと迎えたスタートから、第17戦は波乱の展開となった。ポールの中村はやや蹴り出しが鈍く、2番手の小出は加速が伸びず。その間に、3番手スタートの野中、そして4番手スタートの小林が最前列のふたりをかわしていった。

 トップに躍り出た野中は2周目にファステストラップを記録し、2番手の小林以下を突き放していくが、5周目、反則スタートにより競技結果に10秒加算というペナルティが課されてしまう。その後、野中が12周のレースでどれほどのギャップを後続に対して築くかに注目が集まった。

 2番手の小林と3番手となった中村、さらにニュータイヤを活かしポジションを上げた古谷悠河(Deloitte. HTP TOM’S 320)が続く展開となったが、その後方では今週末苦しい展開となった小出が荒尾創大(HFDP WITH TODA RACING)とのバトルを強いられた。11周目には荒尾が小出をかわし、小出は第16戦と同じく6番手にドロップした。

 そんな戦いを後目にチェッカーを受けた野中だが、結果的に5位でフィニッシュした荒尾との間に10秒以上の差がついており、野中は4位でフィニッシュすることになった。優勝は2番手でチェッカーを受けた小林で、今季2勝目。2位は中村、3位は古谷という結果に。これでTOM'Sがトップ4を独占した。TOM'Sのトップ4は2022年第12戦SUGO(小高一斗/平良響/野中/古谷)となった。

 マスタークラスは、1周目にトップに躍り出た藤原誠(TEAM DRAGON 324)を先頭に4台による激しい戦いが展開されたが、5周目にトップに躍り出た今田信宏(JMS RACING with B-MAX)が優勝。6月の第7戦SUGO以来となる今季5勝目となった。

全日本スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第6大会
第17戦鈴鹿 決勝レース結果
Pos.No.ClassDriverCarLapsGridQualify138小林利徠斗モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC1241’51.094235中村仁モビリティ中京TOM’S 320 TGR-DC1211’51.009337古谷悠河Deloitte. HTP TOM’S 3201261’51.164436野中誠太PONOS Racing TOM’S 320 TGR-DC1231’51.05452荒尾創大HFDP WITH TODA RACING1251’51.129650小出峻HFDP WITH B-MAX RACING1221’51.02971K.フレデリックPilot ONE Racing with B-MAX1271’51.55484M今田信宏JMS RACING TEAM12111’55.271930MDRAGONTEAM DRAGON 32412121’55.5521013M藤原誠TEAM DRAGON 32412101’55.070118M清水康弘GNSY 3241291’53.663R5入山翔IRISアルビレックス-RT981’52.955
天候:曇り 路面:ドライ
ファステストラップ:野中誠太(PONOS Racing TOM'S 320 TGR-DC) 1'53.926(5/12)
ペナルティ:No.36は、競技結果に対して10秒加算 (全日本スーパーフォーミュラ・ライツ統一規則第31条10. (スタート手順違反))

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