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熊本県警は12日、指定暴力団道仁会系幹部の男性が特殊詐欺の実行役をSNS(ネット交流サービス)で募った事件に関わったとして、職業安定法違反(有害業務の募集)の疑いで福岡県久留米市の道仁会本部事務所を家宅捜索した。押収資料を分析するなどして、道仁会が「闇バイト」に組織的に関与していないか調べる方針。
県警は1日、「短期間で高収入」などとSNSに書き込んで闇バイトの勧誘をしたとして熊本市内の男子高校生(16)と姉(18)を同法違反容疑で逮捕。その後、捜査で浮上した道仁会系組幹部の男性(27)も勧誘グループの取りまとめをしていたとして同法違反容疑で逮捕していた。
12日は県警捜査員ら35人が約30分間にわたって家宅捜索。段ボール2箱分の資料を押収していた。
県警は「闇バイトについては今後もあらゆる法令を適用して摘発し、組織の実態解明を進める」としている。
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