米半導体大手エヌビディアのジェンスン・フアン最高経営責任者(CEO)は13日、東京都内で講演し、「AI(人工知能)を日本にもたらす支援がしたい」と日本企業との連携拡大に意欲を示した。同氏と対談したソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長は、傘下のソフトバンクが手掛けるAIを活用した新たな通信システムの開発などでエヌビディアと関係を強化する考えを表明した。
エヌビディアは生成AI向けの半導体を手掛けており、旺盛な需要を捉えて業績が急拡大している。同社の時価総額は直近で約3兆6400億ドル(約563兆円)と、アップルやマイクロソフトを上回り世界1位となっている。