マンチェスター・ユナイテッドの新指揮官に就任したルーベン・アモリム監督が同クラブの本拠地『オールド・トラッフォード』を訪れ、複数人の選手たちと初顔合わせをする機会を得た。現地時間14日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。
マンチェスター・Uは、監督就任後3シーズン目となるエリック・テン・ハフ氏の下で今季をスタートさせた。しかし、チームは序盤戦から低迷。現地時間10月27日に行われたプレミアリーグ第9節のウェストハム戦(● 1−2)終了後には順位を14位まで落としていた。同月28日、クラブはオランダ人指揮官の退任を発表。クラブレジェンドのルート・ファン・ニステルローイ氏が暫定指揮官を務めた後、アモリム監督が正式に後任指揮官へ就任した。
『デイリー・メール』は「アモリムがマンチェスター・Uの新監督して初めて『オールド・トラッフォード』を訪れた」と報道。ポルトガル人指揮官が、コーチ陣および裏方スタッフたちとスタジアムを訪問したことを伝えた。
また同紙は、アモリム監督が現役選手としてベンフィカとブラガでプレーしていた際に『オールド・トラッフォード』でプレーした経験があることを伝え、「今回の訪問は当然ながら違った心持ちだっただろう。間違いなく忘れられない一日となったはずだ」と言及。39歳の若き指揮官が新しい挑戦を前にやる気に満ちていることを示唆した。
現在は多くの主力選手が代表活動で世界各地に散っているため、アモリム監督はMFメイソン・マウントやMFコビー・メイヌー、DFレニー・ヨロといった“居残り組”と顔を合わせて談笑した。訪問日程を一通り消化した後にはマンチェスター・Uのクラブ公式サイトによるインタビューに応じ、テン・ハフ氏に対する敬意を示した。
「まだ勝ち取るべきことが山積みのシーズン途中で監督がクラブを去る時、人々が監督に別れを告げる様子や、監督がチームの一員だったと感じさせる様子、人々の監督への接し方を見れば、その監督が素晴らしい人物であり、選手たちに全力を尽くす人物だったということが分かるものだ」
果たして、ファンの大きな期待を背負うアモリム監督は、“赤い悪魔”を復活させることができるのだろうか。