次々と報じられるプレミアリーグ審判員デイビット・クート氏のスキャンダル。今回、また新たな疑惑が追加された。
プレミアリーグで審判員を務めるクート氏は、リヴァプールと同クラブの前監督であるユルゲン・クロップ氏に対して、侮辱的な発言をしている映像がSNS上で出回ったことで大きな批判にさらされた。映像が本物かどうか、またいつ撮影されたのかについては不明だが、イングランドのプロ審判協会(PGMOL)は調査を開始。調査が完全に完了するまでクート氏を即時停職処分とする旨を発表した。
また、現地時間13日にはイギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』などがクート氏にまつわる別の動画について報道。今夏に開催されたEURO2024で撮影されたとされる動画内には、巻かれた米国紙幣から白い粉のようなものを嗅いでいるクート氏の姿が映し出されていた。PGMOLはこの動画について「私たちは疑惑を認識しており、非常に深刻に受け止めています」と声明を出した。
さらに、クート氏の“黒い疑惑”の拡大はとどまることを知らない。イギリス紙『ザ・サン』は現地時間14日、同氏が自身の担当試合後に友人とドラッグパーティを行おうとしていた可能性を指摘した。報道によると、カラバオカップ4回戦のトッテナムvsマンチェスター・シティ戦(現地時間10月30日)に第4審判員として参加していたクート氏は、試合開始37分前の19:38にホテルの部屋を予約。キックオフ直前に友人へ予約通知を送っていた模様だ。その後、あろうことかハーフタイム中に「準備ができているといいんだけど」と友人にドラッグパーティの準備を促すメッセージを送信。『ザ・サン』曰く、友人は「試合当日、彼は何度も私にメッセージを送ってきていて、試合が終わったらドラッグパーティがしたいと言っていた」と証言している。
結局、友人はクート氏との会合をキャンセル。これに激怒したクート氏は、ホテルの予約代73.99ポンドを返金するよう友人に強く迫ったという。友人は取材に対し「彼はドラッグパーティを企画するのではなく、試合に集中すべきだったはずだ」と語っている。
矢継ぎ早に暴かれるクート氏の“闇”。今後、さらなる続報が世間に衝撃を与える可能性も十分にある。