11日の生放送中に体調不良となったフジテレビ小室瑛莉子アナウンサー(25)が15日、東京・TOHOシネマズ日比谷で行われた映画「室井慎次 生き続ける者」(本広克行監督)初日舞台あいさつで司会を務めた。
小室アナは、ステージまでの階段を1歩1歩、しっかりした足取りで上ると「皆さん、こんばんは」と快活にあいさつ。客席から温かい拍手が湧き上がると「ありがとうございます」と満面の笑みを浮かべた。
小室アナは、11日にMCを務めるフジテレビ系「めざまし8」(月〜金曜午前8時)で、午前9時過ぎに倒れ込むようになって、隣にいたMCの谷原章介(52)に支えられた。その後は出演せず、スタジオから離れたと説明されていた。翌12日の同番組は欠席。谷原が「昨日体調不良のため、番組を途中で離席しました小室瑛莉子アナウンサーですけど、その後きちんと病院で検査、診察を受けた結果、一過性の貧血だということが分かりました。現在は体調は安定しているんですけど、念のため今日はお休みをいただいております」と説明していた。13日に2日ぶりに番組に復帰していた。
トークの中で、主演の柳葉敏郎(63)を、演じた室井慎次と混同し「室井さん、改めまして…」と呼びかけてしまう一幕もあった。この日、フジテレビの番組に出演し続けた柳葉から「朝から一緒でしょ?」と突っ込まれると「すみません」と照れ笑いを浮かべ、謝った。
すると、今度は日向杏役の福本莉子(23)が室井慎次について語るところで「柳葉さん」と言ってしまった。小室アナにつられた? かのように間違ってしまい、柳葉は「自分でややこしいと思うもん。室井がこの辺にいるように感じるし」と、すかさずフォローしていた。
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本作は、12年に公開された「踊る大捜査線 THE FINAL」以来12年ぶりにシリーズを代表する脚本家で「容疑者 室井慎次」では監督も務めた君塚良一氏(66)が脚本を手がけ、監督はドラマシリーズのチーフ演出から「容疑者 室井慎次」以外の劇場版の監督を務めた、本広克行監督(59)が復帰。亀山氏含め「踊る大捜査線」シリーズを生みだし、日本屈指のコンテンツに成長させた、3人のレジェンド製作陣が集結した。10月11日から「室井慎次 敗れざる者」が全国381館で公開。11月6日までの公開27日間で、観客動員数100万人を突破。ついに「踊る」シリーズの累計興行収入が500億円を超えた。
物語は、警察庁長官官房審議官になって警察の組織改革に挑むも、27年前に湾岸署の刑事・青島俊作とかわした約束を果たせなかったことを悔やみ、職を辞して故郷の秋田に帰京した室井を描く。捜査し、次々と犯人を逮捕してきたものの、その過程で見過ごしてきた事件の被害者、加害者家族を支援したいという思いから、そうした子供たちと穏やかに暮らす、血縁がないながらも、家族になっていく室井と子どもたちを描いた。
この日は、森貴仁(タカ)役の齋藤潤(17)柳町凜久役の前山くうが、こうが(9)秋田県警本部長・新城賢太郎役の筧利夫(62)警察庁官房審議官・沖田仁美役の真矢ミキ(60)警視庁捜査一課・桜章太郎役の松下洸平(37)も登壇した。
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