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「週刊文春」に性的行為強要疑惑を報じられ、名誉毀損(きそん)されたとして今春に発行元の文藝春秋らに5億5000万円の損害賠償などを求めていた訴訟を起こし、今月8日に双方合意のもと、裁判を終結させていたダウンタウン松本人志(61)の代理人弁護士が15日、事務所の公式サイトを更新し、報道関係者から寄せられているという記者会見実施について声明文を発表した。
松本の代理人は八重洲総合法律事務所の弁護士が務めており、声明文で「松本人志氏と株式会社文藝春秋外1名との裁判が終結したことを受けて、これまで多くの報道関係者から松本氏の記者会見の実施予定等について問い合わせをいただいておりますが、本件に関して、すでに公表済みのコメント以外の情報発信を行うことは、関係者との協議及びその結果の趣旨・内容に鑑み控えざるを得ませんので、何とぞご理解賜りますよう、お願いいたします」とつづった。
また「訴訟関係者の同意の上で終了した私人間の民事的な案件について、訴訟追行の方針を含め、事実に反する見解のほか具体的な根拠に基づかない臆測や決めつけによるコメント等が散見されております」ともつづり「そのような報道をされることは、関係者の静謐(せいひつ)を乱すだけでなく、名誉やプライバシーを著しく侵害することになりますので、厳に慎まれるよう、お願いいたします」と呼びかけた。
松本は昨年末の報道後、今年1月から裁判に注力するため活動を休止。今月11日に第2回弁論準備を控える中、8日に両者協議の上で訴えの取り下げに合意し、裁判が終結したことを所属する吉本興業らが発表していた。松本は終結時のコメントの中で報道にあった女性らとの会合への出席事実は認め「参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直におわび申し上げます」と謝罪。同時に「週刊文春」竹田聖編集長もコメントを発表し「原告代理人から、心を痛められた方々に対するおわびを公表したいとの連絡があり、女性らと協議のうえ、被告として取下げに同意することにしました」と明かし、松本側と同様に金銭の授受等がなかったこともあらためて強調していた。
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