【写真】伊藤健太郎が2人の女性の間で揺れ動く主人公に! ドラマ『未恋〜かくれぼっちたち〜』場面写真
2025年1月より、カンテレ・フジテレビ木曜深夜に新設されるカンテレ×FODドラマ枠の第1弾となる本作は、居場所はあるけど、むなしい、寂しい…言葉では言い表せない孤独を抱え、もがき苦しむ、通称“隠れぼっち”たちの群像劇。夢を諦め、自分の気持ちと向き合うことから逃げている主人公が、性格が真逆の2人の女性と向き合い、前向きに変わっていく姿を描く。
伊藤は、漫画編集部で働く主人公・高坂健斗を演じる。健斗がかつて心を開きかけた変わり者の年上派遣社員・鈴木(柿沼)みなみを愛希れいかが演じる。そして、伊藤が演じる健斗が担当する売れっ子アイドル漫画家・深田ゆずを弓木奈於(乃木坂46)が演じる。伊藤はカンテレドラマ初主演。
脚本は、映画『ラストマイル』や舞台『ブラック・コメディ』に出演するなど、幅広く活躍する吉田ウーロン太をはじめとして、「劇団普通」を主宰する石黒麻衣、さらに、関西テレビ局員である木村淳と中林佳苗も参加。複数の脚本家が協力し、Z世代の繊細な感情をより多角的に描いていく。
中堅出版社でコミック誌の編集者として働く主人公・高坂健斗(伊藤)は、仕事熱心で人当たりも良く、デキル男でその上にイケメン。自宅に帰ってからも残業するなど、20代にしてはイマドキ珍しい仕事人間。しかし、それは“暇な時間”ができてしまうことが怖いから…。実は、健斗にはかつて小説家を志して挫折した過去がある。今でも「小説を書きたい」という思いを心の奥に秘めながらも、本当の気持ちから逃げている。
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2人の女性の間で、恋なのか、リスペクトなのか、自分でもよく分からない感情に揺れ動きながら、健斗は自分と向き合い、“本当の自分”を見つけていくが…?
伊藤演じる健斗は、何事にも準備を怠らず、仕事を完ペキにこなすコミック誌の編集者。ついたあだ名は“ミスターリスク回避”。「小説を書きたい」という思いを持ちながらも、その気持ちに気付いていない“ふり”をしている。そんな虚無感を抱えながら過ごしている中で、みなみとゆずと出会い、自分の気持ちに正直な2人を見て感化され、本当の気持ちと向き合っていくという複雑な役どころだ。
愛希演じるみなみは、新人賞を受賞した経歴のある“元小説家”で、健斗にとって忘れられない人。ゆずのファンで、ゆずの作品を連載している出版社に派遣社員として入社したところ、健斗と偶然再会することに。“普通の幸せ”を手に入れたくて、一度小説を書くことから離れたものの、健斗と再会して、感情を文字にすることの大切さを実感し、もう一度書いてみようと新たな一歩を踏み出す。
弓木演じるゆずは、シュール系漫画『ちりがみくん』シリーズが大ヒットし、作品と彼女のギャップや彼女自身のキャラも相まって一躍売れっ子になった漫画家。しかし、『ちりがみくん』が大ブームになったことで、いつまでもそのキャラから抜け出せず、自分には「シュールなへたうまアイドル漫画家」としての商品価値しかないと落ち込むが、不器用ながらも一生懸命向き合ってくれる健斗と出会い、前向きに進んでいく。
伊藤は「“普通の男性”という役も久しぶりだったので、新鮮な気分になりましたし、すごくうれしかったです」、愛希は「普段は舞台が多いので、映像でこのような役にチャレンジできることはすごく光栄でした」とコメント。弓木は「私にとっては挑戦でしたし、恥ずかしさもありましたが、楽しかったです」と演じた感想を述べた。
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伊藤、愛希、弓木のコメント全文は以下の通り。
<コメント全文>
■伊藤健太郎
――今作への出演が決まったときのお気持ちや役柄、似ている点を聞かせてください。
“普通の男性”という役も久しぶりだったので、新鮮な気分になりましたし、すごくうれしかったです。オフィスでの芝居も久しぶりだったので、日々新鮮で面白いなと思っています。僕は、健斗ほどネガティブになることが少ないので、似ている部分はそんなに多くはないと思います。でも、健斗が仕事や人間関係に対して悩んでしまう部分は、見てくださる方々も健斗に寄り添えるのではないかと思います。ある意味、すごく人間味があり、感情に正直な部分はすごく共感します。特徴がある人間というわけではなく普通の男なので、演じるのは難しいですが、そこはフラットに演じられるように頑張っています。
――愛希れいかさんと弓木奈於さん(乃木坂46)のそれぞれの印象を教えてください。
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――視聴者の皆さまに見どころをお願いします。
健斗は、編集者の中で“ミスターリスク回避”と呼ばれているような人間ですが、女性に対してはちょっと不器用な部分があったり、余計な一言が多かったりします。女性2人と健斗の構図やバランスも興味深くて、会社に愛希さん演じるみなみが入ってくることで、プライベートと仕事にブリッジがかかったような部分も、話が進むにつれてどんどん面白くなっていきます。劇的に何かが動いたり、感情が思いっきり揺さぶられたりするというよりは、ほのぼのとしたストーリーで、何も考えずに見られるような30分間だと思うので、日々の疲れの癒しの時間に、この作品がなってくれたらうれしいなと思います。
■愛希れいか
――今作への出演が決まったときのお気持ちや脚本を読んだ感想を聞かせてください。
私自身、現代劇の経験があまりないので、今回、挑戦できることがうれしかったですし、普段は舞台が多いので、映像でこのような役にチャレンジできることはすごく光栄でした。刺さるセリフや共感できる部分が多いので、見てくださる皆さまにも、きっと伝わるものがあると思います。テンポが良くて見やすいうえに、すごく響くものがあって、最終的にポジティブな気持ちになれるところがステキです。実際に演じてみて、台本を読んだときよりも、かなりコメディーっぽくなっている部分があって、より楽しく見ていただけるのではないかと思います。
――伊藤健太郎さんと弓木奈於さん(乃木坂46)のそれぞれの印象を教えてください。
伊藤さんは壁を作らない方で、周りの方にすごく自然に気を使って、明るく盛り上げて引っ張ってくださる、とても優しい印象です。そして、お芝居に入った時のスイッチの切り替えが素晴らしくて、たくさん学ばせていただきました。弓木さんは、みなみのセリフにもあるように「顔ちっちゃ! かわいい!」っていうのが第一印象です。取材で初めてしっかりお話したときに、言葉のチョイスが面白い、弓木ちゃんなりの世界観があって、すごく興味深く、不思議でとにかくかわいいです。
――視聴者の皆さまに見どころをお願いします。
『未恋』というタイトルの中に“恋”という字が入っているので、恋愛ものに見えるかもしれませんが、それだけではなく、それぞれが抱える葛藤や人間ドラマがしっかりと描かれています。私が演じるみなみは、シングルマザーなので、特にお子さんがいらっしゃる方にも刺さると思います。幅広い年代の方に見ていただける面白い作品だと思うので、ぜひ、リラックスした気持ちで見ていただけたらと思います。
■弓木奈於
――今作への出演が決まったときのお気持ちや脚本を読んだ感想を聞かせてください。
ドラマを見ることが趣味で大好きだったのですが、これまで演技の経験があまりなかったので、出演が決まったことを知ったときはすごくうれしかったです。ゆずの「助けてあげたい!」と思うような危うさや、ひとりぼっちだと感じている部分を読んで、最初は「大丈夫か?」と思ったのですが、読み進めていくにつれて、私も状況は違いますが、すごく共感できる部分がありました。実際に演じてみて、「こんなのかわいい、ステキだな」って想像するだけだったことも、ゆずを演じることでできちゃうこともあったので、ゆずの大胆さや素直さをとても頼もしく感じました。私にとっては挑戦でしたし、恥ずかしさもありましたが、楽しかったです。
――伊藤健太郎さんと愛希れいかさんのそれぞれの印象を教えてください。
伊藤さんは本当に“光っちゃってる”というか、伊藤さんが来ると現場が明るくなりますし、誰に対しても同じ態度で接していて、みんなを引っ張ってくださるので、すごくステキで尊敬できる方だなと感じています。愛希さんは、(ゆずが)ライバル視している役ではありますが、お会いしたらとても優しくて、しっかりされているお姉さんでした。でも、おちゃめな部分も見えてきて、かわいらしい方だなと思います。そして、演技もすごく真摯(しんし)で、とてもお芝居が好きなんだなっていうのがひしひしと伝わってくる、ステキな方です。
――視聴者の皆さまに見どころをお願いします。
このドラマは、誰もが「こういうことあるよな」と思えるような感情が細かく散りばめられた作品になっていると思います。私自身にとっても、前に進んでみようかなとか、ちょっと勇気を出して誰かと話してみようって思うようなきっかけになったドラマなので、皆さんにとっても、前向きな気持ちになったり、一緒に寄り添ってくれたりするようなドラマになったらいいなと思います。