韓国の8人組ボーイズグループ、Stray Kids(ストレイキッズ)が17日、東京ドームで、ワールドツアーの東京最終日公演を開催した。グループ最大規模のワールドツアーで、12の国と地域で計21公演を予定。東京ドームでは14日、16日、17日に公演を行い、計16万5000人を動員。世界的人気を誇る8人が、超満員のドームにSTAY(ファンの通称)の大歓声を響かせた。
◇ ◇ ◇
白い光に照らされた8人がステージに降り立つと、地鳴りのような大歓声がドームを揺らした。「MOUNTAINS」「Thunderous」など、序盤から大迫力の歌とダンスで畳みかけ、会場の隅々までエネルギーを届けた。
昨年10月、グループ初の東京ドーム公演を開催。約1年ぶりに同ステージに立ち、最年長でリーダーのバンチャン(27)は「STAYの皆さんお元気でしたか? 東京ドームにまたスキズ(グループ名の略称)が戻ってきました〜!」と笑顔で呼びかけた。
グループは18年3月に韓国でデビューし、20年3月に日本デビュー。昨年にはNHK紅白歌合戦初出場を果たした。米国でもアルバムが5作連続ビルボードのメインチャート「ビルボード200」で1位を記録。グループとしては全世界で史上初の快挙を達成するなど、国内外で爆発的な人気を誇る。
|
|
8月の韓国・ソウル公演を皮切りに同ワールドツアーがスタート。12月には京セラドームで3日間の公演を予定し、日本での6公演のチケットは全て即完売。ライブ配信や全国の映画館でのライブビューイングも行われ、計6万人が会場外からステージを見届けた。
メンバー自ら作詞、作曲、プロデュースを手がけるなど才能にあふれる。この日もクールなダンスナンバーからキュートなパフォーマンスまで、多彩な魅力を発揮。同所での3DAYS公演は初めてで、スンミン(24)は「僕にとって夢のような3日間。本当にあっという間でした。今回も皆さんのおかげで、すてきな思い出を胸に秘めて戻ることができます」と伝えた。
3時間超えのステージで計35曲を披露し、完全燃焼。ヒョンジン(24)は「僕が流す汗はSTAYへの愛だと思ってください、大好きです」と甘くほほ笑んだ。バンチャンは「来年スキズは8年目。8人で、またここに戻ってきます」。東京ドームでの再会を笑顔で誓った。【玉利朱音】
○…東京ドーム公演では、日本での最新アルバム収録の「GIANT」を初披露した。タイトルにちなみ、チャンビン(25)は「東京ドームといえば? 巨人といえば?」とにやり。リノ(26)は楽曲について「逆境を巨人のように踏み倒して成長する姿を表現した」と説明。ハン(24)は「ツアーの準備をしながらSTAYのために準備しました。たくさん聞いて愛してください!」。
◆Stray Kids(ストレイキッズ) 17年に韓国のサバイバル番組を経て結成。韓国の大手芸能事務所JYPエンターテインメント所属。韓国出身の6人とオーストラリア出身の2人で構成。愛称「スキズ(SKZ)」で、ファンは「STAY(ステイ)」と呼ばれる。日本1ST EPはK−POPボーイズグループ史上、日本デビューから最速のミリオンヒットを記録。
|
|
|
|
Copyright(C) 2024 Nikkan Sports News. 記事・写真の無断転載を禁じます。
掲載情報の著作権は提供元企業に帰属します。