『岩谷時子賞』を受賞した大竹しのぶ(C)ORICON NewS inc. 昨年デビュー50周年を迎えた俳優の大竹しのぶが、第13回「岩谷時子賞」を受賞し18日、都内で行われた授賞式に登壇した。
【写真】竹下景子からクリスタルをもらい笑顔で写真に応じた大竹しのぶ 同賞は音楽文化の向上・普及のために、その活動において功労のあった人物・団体を表彰。「奨励賞」を俳優・シンガーの海宝直人、「特別賞」をシャンソン歌手のクミコ、「岩谷時子 Foundation for Youth」をヴァイオリニストの落合真子、東亮汰が受賞した。授賞式のプレゼンターは、俳優の竹下景子が務めた。
竹下からクリスタルを受け取った大竹は「どんなに頑張ってもたまにはひどい本とかもあったり、どうしようもない時もあるんですけど、私は本当にいい作品にめぐり合えて幸せです」とユーモアを交えて自分を育ててくれた作品に感謝。
続けて「私たちは言葉を伝える仕事なので、これからも岩谷さんの言葉を伝えていけるように頑張りたいと思います。本当に選んでいただきありがとうございました。明日からも頑張ります」と今後の活動について決意を新たにした。コメント後、大竹は「水に流して」の歌唱も披露した。
イベント後の囲み取材では「こんな素晴らしい賞で呼んでいただけるなんて思っていなかったので、とってもうれしいです」と改めて受賞の喜びを伝え、「一度、先生ご自身とゆっくりお話ししたかったなと心残りがあるんですけど、この賞に恥じないように、これからもいろんな歌を歌っていきたいと思います」と話す。
また、今も舞台があるという大竹は「私は先のことを考えられなくて1ステージ、1ステージを考えながら生きている。舞台で今だからこそ伝えることを伝えるための人生になっています」といい、来年開催するコンサートについても「音楽を通して元気がでるような、ちょっとだけでも幸せな気持ちになれるようなコンサートにしたいなと思います」と意気込みを語っていた。