「これが我々テレビの現実」兵庫県知事選報道めぐるSNSの優位性に「ミヤネ屋」解説委員が本音

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2024年11月18日 15:04  日刊スポーツ

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高岡達之解説委員(06年10月)

読売テレビ特別解説委員の高岡達之氏が18日、日本テレビ系「情報ライブ ミヤネ屋」(月〜金曜午後1時55分)に生出演。17日投開票の兵庫知事選において、無所属の前職斎藤元彦氏(47)が、元尼崎市長稲村和美氏ら無所属6新人を破り再選を果たした件に言及した。


番組内では選挙翌日に兵庫県民へ年代別に聞き込み調査を行った。斎藤氏に投票した人たちは「SNSとかで調べて自分で決めた」「マスコミ・大手マスコミは一方通行的なところがあるから」などとコメントしていた。


それを受け、MCの宮根誠司は「我々テレビメディアにも厳しい意見をいただいたんですけど。テレビって選挙戦が始まると公平性が担保されて、今度は事実確認、ファクトチェック、裏取りというのがあって。それが事実かどうかっていうのを確認しないと、放送しないでおこうっていうことになります。踏み込んだプライバシーみたいなのもいかない。候補者がたくさん出られると時間が限られてくる。というところでネットと比べるのがいいのか悪いのか分からないけど、ある意味抑制的に視聴者の方はご覧になってるのかもしれませんね」と投げかけた。


高岡氏は「SNSの戦略で斎藤さんが頂点を極めたという言い方には違和感があります」とした上で「テレビは何十年の歴史があって、法律で我々が好き勝手にできないように縛られている。公職選挙法での放送、自主規制もあります。選挙が始まったら一番選挙で判断をしたい方が欲しい情報を我々は公平性という名で、あるいは中立という名で、沈黙をします。これは認めざるを得ない」と語った。


さらに「そうなった時に、今の方々は大事な1票だから。繰り返し映像が見たい、よその会社はどう言ってるんだと。よそのメディアはどうなってるんだと。その役目をYouTubeが果たし、ネットニュースが果たし、SNSが果たしているということ。だからテレビが何かを隠しているんだろうって思われる方の自由だし。そしてSNSが自分たちの意見を代弁してくれるって思うのも、当然の反応だろうと思います」と続けた上で「これが今の時代の我々テレビの立っている現実です」と語った。

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  • だからテレビ離れが加速しているんですよ。
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