マッシュホールディングス傘下のエコストアジャパンが展開するニュージーランド発ホーム&ボディケアブランド「エコストア(ecostore)」が、マッシュグループのウェルネスデザイナーである木梨憲武氏と、滋賀県にある障害者福祉施設「やまなみ工房」に所属するアーティストとコラボレーションし、木梨氏とアーティストによる合同作品をラベルに使用した洗濯洗剤と柔軟剤を作成した。エコストアアトレ恵比寿店、オフィシャルオンラインサイトで先行販売中で、12月2日から全国のコスメキッチン(Cosme Kitchen)および、ビープル(Biople)で取り扱う予定だ。
エコストアは、環境保全先進国ニュージーランド発のホーム&ボディケアブランド。毎日使うケア製品を通し、性別や人種などを超えたすべての人々、さらに次世代の子どもたちがサステナブルなライフスタイルを送れる社会を目指している。2017年にマッシュホールディングスとエコストアカンパニーリミテッドが合弁会社エコストアジャパンを設立し、直営店に加え、コスメキッチンやバラエティショップ、ドラッグストア、インテリアショップなどで取り扱っている。
ブランドの信念として、肌に優しい製品の中身はもちろん、パッケージデザインにも強いこだわりを持つ。毎日の生活の中で目に触れる機会が多いものこそデザインがとても大切だと考え、ボトルの形や色はシンプルに、モノクロ写真や象徴的なイラストを使った存在感のあるラベル類はニュージーランドのアーティストの作品を使用する。
今回のプロジェクトは、木梨氏の実家である「木梨サイクル」に、やまなみ工房施設長の山下完和氏が1通の手紙を送ったことからスタートした。木梨氏がその手紙を読み、知的障害を持つアーティストの表現活動を支援する、やまなみ工房のアーティストの作品に感銘を受け、以来、交流を継続。木梨氏は、「手紙をもらってから、何度もアトリエに出向き彼らとコミュニケーションを取りました。横になって絵を描く岡元(俊雄)さんには、『一緒に描いていい?』って声をかけて横に座っていろんな言葉を掛け合いながら絵を描くこともありました」と語る。
今回は同施設のアーティスト、岡元氏と田村拓也氏とのコラボレーションとして、力強いタッチでエネルギーあふれる彼らのアート作品がエコストアの洗濯洗剤と柔軟剤のラベルへと生まれ変わった。木梨氏は、マッシュグループのウェルネスデザイナーとして、彼らが絵を描くというだけでなく形にする手伝いからさまざまな架け橋の役割を担う。「先日はわれわれのライブに来てもらって踊ってもらったり、そして今回のように一緒に絵を描いたり」と語り、木梨氏だからこその距離感で“友達”になり、絵が完成したという。アーティストの人たちも「スーパーヒーローである木梨さんが来てくれることで、みんなの活力につながりました」(山下施設長)と語り、今回のコラボ商品を通して多くの人に笑顔を届けていく。
なお、木梨憲武×やまなみ工房×エコストアのコラボレーションプロジェクトの売り上げの一部は、マッシュグループが取り組む被災地復興支援「マッシュパークプロジェクト」へ寄付する。
木梨氏は「僕自身も彼らから大きな刺激を受けています。今回もこれで終わりではなく次のステージにつなげられる一歩になったと思います。今後、僕だけでなくいろんな人とコラボレーションできるような土壌を作っていきたい」と期待を込めた。
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