俳優・山崎育三郎さんが 文部科学省「Global×Innovation 人材育成フォーラム」『世界を舞台に!留学全力応援イベント』に出席。留学の魅力について語りました。
【写真を見る】【山崎育三郎】「あの経験があったから今の自分になった」アメリカ留学の貴重体験語る
山崎さんは高校2年生の時、アメリカ・ミズーリ州にある高校に1年間留学。留学を決意した経緯について、すでに12歳の時にミュージカルで舞台デビューしていたものの、変声期を迎えて歌が歌えなくなってしまったこと、兄2人がすでに留学を経験していて背中を押してくれたことを明かしました。
さらに“兄から「都会に行くな、田舎に行け」と。「都会に行ったら日本人の学生がたくさんいる。寂しいから日本人で集まって、結局日本語を使うから英語を学べない」“とアドバイスを受けたそうで、“僕が通っていた高校は2000人生徒がいて、僕だけアジア人だったんです。高校初日から何人かに囲まれまして。ごめんね、留学ヤダ、怖いと思われちゃうかも“と焦りつつ、周囲にアジア人がいない慣れない環境と言語に四苦八苦したことを告白。
そんな中で、状況が一変した出来事があったそうで“いつもトイレに隠れて皆んなが教室に入ってから入るみたいな生活だったんですけど、どうにか変えたいと思っていて。ダンスパーティが行われるってポスターを見つけて、1人で参加して。500人くらい集まってダンスして。ダンス得意な子や人気者が真ん中でダンスを踊るんです。12歳からミュージカルやってて(自分も)ジャズダンスを踊れるんで、あそこで1人で踊ったら何か変わるんじゃないかと思って。1人で踊ったんですね。半分涙目になりながらダンス踊って。踊り切ったら同じクラスの女の子が「育っ!」って言ったんです。そしたら「育!育!育!」って500人が。次の日から全てが変わって“と得意のダンスを披露したことで、一夜にして周囲の環境が変わった自身の経験を明かしました。
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そして“仕事をしていても、今も(その経験が)ベースにあるんですね。怖いなとか、苦しいなと思った、そこに行った時に見える景色を留学時代に経験できたことが、自分のベースになっていて。あの経験があったから、今の自分になったと感じているんです“と語りました。
山崎さんは“怖いなとか不安に感じてるところにしか「大きなもの」はないと思っています。留学することは英語を学ぶことももちろん大事なんだけど、自分で物事を考えて決意して動くということを学生のうちにたくさん経験してほしいなと思っています“と学生たちにエールを送っていました。
【担当:芸能情報ステーション】