“紀州のドン・ファン”の元妻が法廷で赤裸々証言、新婚初夜には「ゴム手袋で……」

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2024年11月19日 19:01  日刊サイゾー

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日刊サイゾー

今週の注目記事・1「紀州のドン・ファン元妻が法廷で明かした『新婚初夜のゴム手袋』『殺人鬼への執着』」(『週刊文春』11/21日号)
同・2「鈴木紗理奈(47)めちゃイケ社長とタワマン不倫 涙目釈明60分『これが夢だったら…』」(『週刊文春』11/21日号)
同・3「マイナ保険証3兆円利権 天下りキーマン直撃!」(『週刊ポスト11/29日号)
同・4「『勝田州彦(45)』異様な獄中書簡」(『週刊新潮』11/21日号)
同・5「日本製鉄橋本会長が独占告白『USスチール買収は命懸け』」(『週刊文春』11/21日号)
同・6「文春訴訟取り下げ 松本人志はどのテレビ番組で復帰するか」(『週刊新潮』11/21日号)
同・7「辞任不可避という石破茂首相を待つ地獄」(『週刊新潮』11/21日号)
同・8「高市早苗“石破追放劇”開幕」(『週刊文春』11/21日号)
同・9「玉木雄一郎国民民主党の憂鬱」(『週刊新潮』11/21日号)
同・10「『佐々木朗希』メジャー挑戦でロッテが絶対言えない本音」(『週刊新潮』11/21日号)
同・11「小室圭さん大ピンチ! 反トランプ団体に入っていた」(『週刊文春』11/21日号)
同・12「闇バイト〈連続緊縛強盗〉小誌記者が潜入した!」(『週刊文春』11/21日号)
同・13「『訪問介護』深き大問題」(『週刊ポスト11/29日号)
同・14「『力道山』生誕100年で判明 二男『百田光雄』と『未亡人』の深い溝」(『週刊新潮』11/21日号)
同・15「セクハラでクビになった読売『社会部記者』がやったコト」(『週刊新潮』11/21日号)
同・16「あと8年で首相になる 山本太郎が連立政局を斬る」(『サンデー毎日』11/24日号)
【巻末付録】ポストのSEXYグラビア採点!

 今週の最大の話題も週刊誌からではない。

 昨日(11月17日)行われた兵庫県知事選で、あの斎藤元彦が圧勝したことである。私は、辞職して知事選に出馬した時点で、斎藤の“善戦”を予測していたが、ここまで圧勝するとは、正直思っていなかった。

 今朝のワイドショーでは、SNS戦略が成功したと見る向きが多かったが、私はそう思っていない。

 以前ここでも書いたように、斎藤のパワハラ疑惑、おねだり疑惑は、誇大に膨らませていたのではないか、これをパワハラというのなら、知事は何も言えなくなってしまうのではないか。

 最大の公益通報問題はまだ残るが、時系列で見ていくと、メディアが報道している内容と違うのではないかと、日刊ゲンダイ(9月14日付)でこう書いた。

「斎藤側からすればこの“騒動”がどう見えるのだろうか? 批判は覚悟のうえで、私は斎藤を“ほめ殺し”してみたいと思う。
発端になった告発文書について。元西播磨県民局長は、斎藤による職員へのパワハラ、企業へのおねだりなど7項目にわたる“疑惑”を記している。だが、これを県庁内の保護法に基づいた公益通報窓口を使わず、3月12日に匿名で一部の県議や報道機関に文書を配布していた(斎藤に関する疑惑は3点。あとは片山安孝副知事3点、県幹部らが1点である)。
斎藤がその存在を知ったのが3月20日。翌日、副知事らに徹底的に調査するよう指示し、3月27日の記者会見で斎藤は告発文書を「うそ八百」と断じた。元局長が県の公益通報窓口に告発したのは、その後の4月4日である。
斎藤側に立てば、一部の者に配布された文書は「公益通報」ではなく怪文書まがいで、内容は自分を陥れるための「誹謗中傷」と捉えたとしても、100%非難されることだろうか。それに、藤原正廣弁護士に対応を相談して、文書の真実相当性についての見解を得ているのだ」

 たしかに、公益通報制度を蔑ろにしたことは重大だが、斎藤側にもいい分はあったということである。

 しかし、後半戦になるにつれて、聴衆は膨れ上がり、中でも若者の姿が多く見られ、「斎藤、斎藤」コールが地響きのように沸き上がったという。

 何やら、斎藤は無罪の罪で辞職させられ、「私は冤罪」だと主張している被害者のようであった。

 私は、兵庫県内の市長などが、選挙終盤、斎藤の対立候補をそろって支持したことも、斎藤に向いた風をさらに強くしたと思っている。あれはバカげた茶番であった。

 その正当性はともかく、斎藤が「疑惑」を一切認めなかったことが、SNSで“冤罪”ではないか、斎藤をもう一度県知事にという動きに結びついたのであろう。

 アメリカ大統領選挙でも同様だったが、メディア、特に大メディアは「世論」を正確に見ておらず、有権者が何を考えているのかを掴んでいなかったことが、この知事選でも明らかになった。

 都知事選では石丸伸二がSNSを有効に使って第2位になった。衆議院選挙では国民民主党の玉木雄一郎代表がSNSを使って大躍進した。

 それに続いて斎藤の再選。私はSNSのことはよくわからないが、これからの選挙はSNSを含めたツールをどう使うかが、当落の重要な決め手になってくるのかもしれない。

 さて、斎藤元彦カムバック! 兵庫県議会は戦々恐々であろう。

 ということで今週の週刊誌を見てみると、先週に続いてスクープらしいものは、FLASHの国民民主党・玉木雄一郎代表の「不倫」だが、これは、FLASHのデジタル版で報じたことを先週紹介したので、今週は取り上げない。

 ということで今週も順位なし。

 最初は衆院選で議席を3倍にした、といっても9議席だが、れいわ新選組の隊長ならぬ山本太郎代表がサンデー毎日で「あと8年で首相になる」と息巻いている記事。

 誰もそんなことは信じないが、その意気やよし。山本のいい分に耳を傾けてみよう。

 この選挙で山本は、「争点が『政治とカネ』にまとめられた不幸があると思う。もちろんこれも大問題だが、この30年にわたる経済政策の失敗の原因をどう捉え、どう打開するか、という真の争点がほとんど議論されなかった」と総括する。

 国民民主党の103万円の見直しや、ガソリン税を一時的に下げるトリガー条項などには、賛成だが、「ケチ臭いこと言ってるなと思う。トリガーではなく今みたいな時はゼロにすればいい」と大胆発言。

 では、首相になるのはいつごろか?

「5年で野党の中でのポジションを固めて、我々が主張する経済政策で国会内で徹底的に喧嘩するという野党にした上で、政権交代していく。それを考えたら8年から10年の間かな」

 実現の可能性はゼロとはいわないがかなり低いだろうが、ジワジワと支持を増やしている山本党だから、これからも目が離せない。

 お次は、国内最大の新聞・読売が、同僚の女性記者にセクハラ行為を働いていた記者がいたことが発覚したのに、会社はそのことをひた隠しにしていると新潮が報じている。

 問題の記者は、大阪社会部で府警クラブに所属し二課担当だったA記者と、同じクラブのサブキャップのB記者だという。

 2人が犯した不祥事はこうだ。

「Aは酒席の場で、同僚の女性記者の胸を服の上から触ったそうです。Bも酒の席で女性記者を前に、卑猥な言動などを取ったそうだ。Aからセクハラ紛いの行為を受けた被害者は他にも複数いるとされ、処分に差があるのはそのためだと聞いています」(事情を知る関係者)

 Aは、諭旨解雇だというからかなり重い。

 しかし、新潮が読売に聞くと、「処分については原則公表していない」と広報が答えるばかり。

 常々、他社のスキャンダルには厳しいのに、新聞社というところは身内には甘い。今回のセクハラだが、解雇されたというのだから、女性の服の上から触った程度ではあるまい。ねえ読売さん!

 ところで、力道山といえば、私たちの世代のスパースターであった。父親の肩車で、中野駅前の広場の上に据えてあるテレビで、プロレスを見た思い出がある。

 いつも、放送時間間際になると、伝家の宝刀である空手チョップで相手をやっつける。我々は、テレビに向かって「いけ!」「やっちまえ!」と叫び声をあげた。

 そんな力道山が、トイレですれ違ったヤクザに刺されて亡くなったのは、1963年12月だった。

 その力道山が生まれて100年が経ったという。11月9日に、帝国ホテルで「力道山 生誕100周年記念パーティー」が開催され、王貞治や張本勲らが集まって盛大だったという。

 主催者は未亡人の田中敬子(83)。だがそこには二男の百田光雄(76)の姿がなかったと新潮が報じている。

 光雄は、継母が力道山が亡くなった後、残された莫大な資産、そのほとんどが不動産だったが、勝手に処分し、子どもたちには莫大な相続税がかかってきたのに、何の説明もなく出て行ってしまったことで不仲になり、もう40年以上も会っていないという。

 最近、『力道山未亡人』(小学館)という本が出ている。Amazonの本の紹介にはこう書いてある。

〈「夫の死後、22歳にして5つの会社の社長に就任、30億円もの負債を背負い、4人の子の母親となった『その後の人生』についてはほとんど語られていない──。

〈未亡人である敬子には、相続を放棄する手もあった。
しかし、それは考えなかった。
『そんなことを、主人は絶対に望んでないって思ったんです』
敬子は社長を引き受けることにした〉

 私はまだ未読だが、その中に、二男のインタビューも入っているのだろうか。

 お次はポストから。

 訪問介護というのは、すこし前までは何やら遠いことのように思っていたのだが、昨年、首の神経を損傷して歩くことが不自由になってから、ごくごく身近なこととして考えるようになった。

 だから、大手の介護施設が、訪問介護の診療報酬を過剰請求していたというのは、由々しき問題だとは思うが、そこだけを問題にしてもなあ〜と考えるのだが。

 全国で14の介護施設を運営しているサンウェルズは、パーキンソン病に特化した施設「PDハウス」も2018年から運営しているという。

 私の父親は晩年パーキンソン病だったが、薬が効いていたのか亡くなるまで、そこそこ家の中では歩くことができていた。

 そのパーキンソン病に特化した24時間体制の訪問介護をやり業績を伸ばしてきたらしいが、そこで診療報酬過剰請求の疑惑が報じられたのは9月だった。

 それは、必要のない人にまで、「1日3回」「1回30分」「複数人訪問」と記録させていたというのである。

 担当の看護師が患者の様子などを訪問介護報告書に書くのだが、そこでは、別のスタッフがまとめて書いていたという。

 たしかに事実だとしたら不正ではあるが、長く介護や看護の現場を見てきた全国介護事業者連盟理事長の斉藤正行によれば、難病や末期の患者への訪問看護・介護は計画通りに行うことは難しいと、こう話している。

「1日に1〜2回の訪問で済むこともあれば、5回、10回と訪問しなければケアしきれないケースもある。そうしたなかで、介護や看護の計画は各患者さんに相応しいものを作らなければならない。きちんとアセスメントした結果、細かいケア内容とは違うものの、ほとんどの入居者に1回30分、1日3回の複数人での訪問が必要、という計画になることはあり得る」

 確かにそういうことはあるだろう。患者側としては、不正は嫌だが、苦しい時に来てくれて、親身に介護してくれるなら、多少のことには目をつぶる。

 一番の問題は、そうした親身になってやってくれる介護士、看護師がいるかということだろう。そのためには、彼らの報酬を仕事に見合うものにしていく必要がある。

 私は今「要支援1」だが、この程度では、週1回のリハビリしかやってもらえない。しかも月に3,000円以上も払うのだ。

 この国の介護保険制度は、寝たきりにでもならなければ十分に支援してもらえない。根本からこの国の制度を見直す時期に来ているはずである。

 文春の記者が「闇バイト」に潜入取材! ほんとかいな?

 私は、闇バイト組織にどうやって接触するのか全くわからないが、文春の記者は、それに応募し、相手と電話で話したというのだ。

 その相手は、「今日だったら新宿で二百万の運び案件がありますよ」といったという。

――“運び”っていうのはクスリとか……?

「そうっすね。たまに死体とかもありますけど」

 死体を運んでウン十万から百万貰えれば、俺もやってみようか、そう思う奴が中にはいるだろう。

 首都圏で起きている兇悪な強盗事件の中で、3件に関与したという容疑で、藤井柊(26)が逮捕された。

 その藤井を知るAは、藤井はこう自慢していたという。

「キャッシュカードの暗証番号を吐かせるためには手の指を折るんだ」「ある現場では、攫った女に対して、大人のオモチャを使って性的凌辱を繰り返したんだよね」

 こうした犯罪が多くなってきた背景には、「テレグラム」や「シグナル」といった匿名性の高いアプリが発達してきたことがあるという。

 これまではオレオレ詐欺などをやっていた連中が、カンボジアやタイなどに拠点を構え、実行役に指示を送っているというのである。

 警察は徹底的に捜査し、背後の組織を壊滅させるようなことをいっているが、今のところ、犯罪グループのほうが一枚も二枚も上である。

 何とかしてほしい。最近はとんと来なくなったようだが、「夜回り」などを増やすなど、庶民が安心して寝られるように早くしてほしいものである。

 お次は久しぶりに小室圭のお話。

 文春によれば、彼はこのところメディアなどでも取り上げられ、その名をとどろかせとまではいかないが、注目されてきているという。

 もっとも、その中には、PRまがいのものもあるようだが、それはともかく、仕事のほうは順調のようなのだ。

 だが、ここへきて困ったことが起きているという。

 彼は「全米で最大の日系人団体である、日系アメリカ人市民同盟(JACL)に所属」しているそうだが、そこは、明確な反トランプ団体だというのである。

 ここは早くから同性婚に賛成し、長らく民主党と蜜月関係にあるというのだ。第1次トランプ政権のときは、明らかな反トランプで、トランプも何かあると目の敵にしているというのである。

 さらにトランプは日本企業にも厳しく当たると思われるため、日本企業がアメリカでのビジネスを避けるようにでもなれば、小室圭の弁護士活動にも影響が出るのではないかというのである。

 まあ、トランプは小室圭など知らないだろうがね。

 逆に、トランプは皇室大好きで、来日した時も、天皇に会わせろと談じ込み、たしか会っていたはずだ。

 小室圭が天皇家と繋がっていると知れば、呼び寄せ、寵愛するかもしれない。どっちに転ぶか?

 ところで、ロッテを飛び出して大リーグへ行く佐々木朗希は、私は、成功しないと思っている。

 その理由の大きなものは、体も性格もひ弱すぎることだ。高校時代もそうだったが、プロへ入ってからも満足に年間を通して活躍したことはない。

 第一、大リーグには160キロを投げる投手は山ほどいる。速球だけでは押さえられないのだ。

 それに朗希の球は軽すぎると思う。大リーガーなら、バットの先や根元にあたってもホームランにできる猛者がごろごろいる。

 新潮で野球解説者の張本勲がこういっている。

「佐々木はいわば温室育ち。球団から過保護に育てられてきた。そう思う人たちが“球団に貢献していない”というのは理解できる」

 マイナーからの出発になるらしいが、佐々木がいつメジャーのグラウンドに立てるのか、そのまま下積みで終わるのか。私はあまり期待していないのだが……。

 お次は不倫タマキングの愛称(?)がついた玉木雄一郎国民民主党代表は、もはや、石破茂首相と同じように、代表辞任どころか、議員辞職すべきであろう。

 そうしなければ、せっかく飛躍した党を潰しかねない。

 新潮は、都内の小さな店で、去年の夏ごろ、玉木と不倫相手がいちゃいちゃし、ついにはディープキスまで始めたと報じている。

 この男には自制心といったものがないようだ。こんな人間が万が一、自民党にすり寄り与党入りしたら、何をしでかすのか。

 党を残したいのなら、すぐにでも代表を辞任すべきだ。

 新潮は、玉木の次男の秀樹が、兄の名前を利用して詐欺まがいのことをやっているとも報じているが、兄弟は他人の始まり。それよりも、玉木本人がけじめをつけることだ。

 玉木以上に退陣を迫られているのが石破茂首相である。もはや死に体。来年3月に予算編成が終われば首になるか、自ら辞任するかしかないといわれる。

 だが問題は、人材難の自民党だから、ポスト石破がいないのだ。

 文春は、石破を追い落として、次を狙っているのは高石早苗で、会合嫌いの高石が、いくつもの会合に顔を出し、酒を飲んで仲間作りに励んでいると報じている。

 だが、石破と同じように、「右翼は嫌い」は、私も一緒だから、高石にはなってほしくない。

 そうなると誰? 文春は総裁選で4位につけた林芳正官房長官ではないかと推測している。

 自民党幹部はこういっている。

「旧岸田派を筆頭にどの派閥も乗りやすい。林氏なら石破氏も受け入れるはずです。経験豊富な実務家タイプで、来る参院選を凌ぐ。その上で、総裁選を含めた本格的な政局を迎えるという流れです」

 だが一度首相になってしまうと、その座から引きずり降ろすのは至難である。石破も、やけっぱちになって「俺は降りない」とごねれば、降ろす術はない。

 自民党の混迷はまだまだ続くはずだ。

 新潮の記事も同じようなものだが、党内だけではなく、命綱ともいうべき「トランプとの差しの会談」も、向こう側から、「まだその時期ではない」と“拒否”してきたようだ。

 約5分間しか電話していないのに、記者団に「非常にフレンドリーな感じがした」と話した石破だが、もし通訳を入れたとしたら2分少々。おめでとうございますといったぐらいではないのか。

「何しろ、石破さんが祝意を述べた後、話を続けようとしたら、トランプは“忙しいので”と言って一方的に電話を切ってしまったのです。石破さんは元々、トランプが大統領になったらどう付き合っていけば良いのか不安に感じており、麻生さんにも相談している。麻生さんからはこれといったアドバイスは得られていないようですが……」(官邸関係者)

 朝日新聞Digital(11月18日 5時00分)もこう伝えている。

「政府は当初、石破、トランプ両氏の早期面会に手応えを感じていた。政府関係者によると、大統領選後の7日に石破氏がトランプ氏に電話して日程を示して面会を打診したところ、トランプ氏から前向きな返答があったという。5分間だけの電話協議だったが、政府内で『天変地異がなければ会える』(首相官邸幹部)、『満額回答の中身』(外務省幹部)と期待感が高まった。こうした水面下のやりとりをもとに、石破氏が直後の記者団の取材に『できるだけ早期にお会いしようと確認した』と明かした。
しかし、トランプ氏が新政権のスタッフを固め始めてから雲行きは怪しくなる。14日の南米外遊出発前には、トランプ氏陣営から連絡があり、政府内で『実現が困難な情勢になっている』(関係者)との悲観論が強まった。
今回の面会見送りについて、首相周辺は『面会できてもどんな成果があったか分からない。焦る必要は全くない』とダメージコントロールを図る。だが、石破氏自らが早期面会への意気込みを公言しつつ、断念に追い込まれた顛末(てんまつ)に、外交問題に詳しい自民中堅は『首相は外交センスがない』と語る。『5分間の電話の口約束で会えると受け止めるのは見通しが甘い。首相自らハードルを上げすぎた』」

 石破は甘すぎるというのは間違いない。

 ところで松本人志が、どの番組で復帰するのかということになっていると、新潮が報じている。

 そんなバカな。そう私は思うのだが、当たり前だとテレビ局は考えているのかね。だからテレビはダメだといわれるのだ。

 準キー局関係者がこう語っている。

「地上波なら、最初は『探偵!ナイトスクープ』(大阪・朝日放送)に出るのではないでしょうか。兵庫県尼崎市出身の彼は関西で絶大な支持があります。地元では、東京とは比べものにならないほど人々の目が温かいのです。ナイトスクープはそんな関西ローカルの番組で、朝日放送が彼を復帰させたとしても、東京のキー局に比べればだいぶクレームが少なくて済むと考えられます」

 その上、大阪万博のアンバサダーになっているが、未だに松本の名が載ったままだという。

 大甘のテレビ局や日本維新のために、性加害疑惑濃厚なお笑い芸人を増長させ、また同じことを繰り返すかもしれない。

 さて、日本製鉄のアメリカのUSスチール買収は、トランプ政権になってどうなるのか。

 買収に否定的なトランプは何か仕掛けてくるのか。

 注目の日本製鉄の橋本英二会長兼CEO(68)が文春の取材に応じ、米鉄鋼大手USスチール買収が認められない場合、アメリカ政府への訴訟提起も視野に入れている旨を明かしたという。

 大統領選に勝利したトランプはこれまで買収に否定的な見解を示してきただけに、橋本の発言は大きな注目を集めそうだと文春オンライン(11/12)が報じている。

「橋本氏は一橋大商学部を卒業後、1979年に新日本製鐵(当時)に入社した。常務、副社長などを経て2019年に社長に就任。国内高炉の廃止やリストラに踏み切るなどして、4期連続赤字だった国内製鉄事業を就任3年でV字回復させた。2024年4月に会長兼CEOに就任。財界活動にも力を注いでおり、現在は経団連副会長(2021年から)。次期会長の“本命”と見られている。
『その橋本氏が社長時代に主導し、2023年12月に発表したのが、米鉄鋼大手USスチールの買収でした。買収総額は約141億ドル(約2兆円)。「社運を賭けたディール」と呼ばれていました』(日本製鉄関係者)(中略)
 果たして、橋本氏はUSスチール買収を実現させることができるのか。11月10日、本人を直撃した。
—――米大統領選の結果を受けて。
『当社のUSスチールの買収案件は日本企業にとっても大事な話だし、アメリカにとっても良い話だから。しかも正式な手続きに則ってやってるんで。これ、1年間戦ってきたわけだ。こういう政治圧力に負けないように、色んなことやりながらね。何が何でもやり抜くつもりだよ』
—――買収は橋本さんの悲願?
『当たり前ですよ。だからもし、これがね、正当な理由もなく、正式な手続きも経ないまま駄目になるってことであれば、当然我々は訴訟も考えますよ。アメリカ政府に対して』」

 これだけの熱意があればと思うが、何しろトランプだからね。買収を潰さないかわりに別のディールを仕掛けてくるかもしれない。

 まだまだ予断を許さないというところか。

 世の中には残忍な人間というのはいるが、中でも許せないのは小さな子どもを刺し殺すような輩である。

 勝田州彦(くにひこ・45)は岡山県津山市で2004年9月に小学3年生の女児を刺殺したとして、昨年9月に無期懲役が確定して服役中だった。

 その勝田が、11月7日、2006年に兵庫県たつの市で起きた小学4年生の女児の胸や腹部を刺し、全治2カ月の重傷を負わせた事件でも逮捕されたのである。

 だが、これだけではなかった。

 勝田とやり取りを続けていたフリーライターの高橋ユキのところへ今年8月、こんな手紙を送ってきたというのだ。

〈大事件ですっ!!また逮捕されそうですっ。〉

 独特な丸文字で綴られた文章は、赤と青のペンで仰々しく彩られ、ご丁寧にアンダーラインまで引いてある。手紙はこう続く。

〈少し前の5月下旬から、兵庫県警察がアタクシのところに突如来て、平成18年9月28日に兵庫県たつの市で発生した殺人未遂事件のことで取り調べを受けているのですっ。〉

 続く9月には、たつの市の事件と、2007年10月に起きた、兵庫県加古川市の小学2年生の刺殺事件についても、自分がやったと告白していたというのである。

〈まぁ、自分でした事なので仕様がないのですが、あと10年程刑期が追加されそうです。〉

 さらに津山事件では、無罪を主張していたのに、これも自分がやったと告白したというのだ。

 なぜこのような人間ができてしまったのか?

 加古川市で生まれた勝田の父親は兵庫県警の元警察官で母親も元県警職員だったという。

 父親には暴力を振るわれ、母親は厳しかったという。中学ではいじめに遭い、ナイフで自傷行為を繰り返す。血を見ると興奮して自慰行為に及んでいたという。

 そうした異常行動から多くの女児たちを殺傷するということへとつながっていく。両親はともに鬼籍に入っているそうだが、彼らの責任も問われなければならないはずだが。

 さて、まだまだマイナ保険証を使う人は、マイナ保険証を持っている人の13%程度だという。それどころか、紙の保険証が欲しくて、マイナ保険証を解除する人が増えているというのだ。

 それほど使いにくいマイナ保険証をごり押しするのはなぜなのか?

 ポストによると、そこに利権があるからだという。

 中核を担うのは国と自治体が出資する公的法人「地方公共団体情報システム機構」だが、ここは総務省の天下り団体だった「地方自治情報センター」が改組されたものだという。

 理事長はJR東日本出身だが、副理事長と理事は総務省からの天下り。理事長の年収は、ポストによれば、約2300万円、副理事長でも約1900万円だそうである。

 国からの補助金がつくから、赤字が増えても経営責任も問われない。したがってどんどん費用が増えていく。

 元経産官僚の古賀茂明がこう指摘している。

「政府がマイナカードの普及を推進するのは、そこに利権があるからです。紙の保険証であれば病院の窓口で本人確認するだけで済むが、マイナ保険証にすれば、病院の窓口にカードリーダーを置き、オンラインで本人確認を行うためのシステムを作り、運用しなければならない。それだけでも莫大なカネが動く。しかも、マイナ事業の中核システムの入札は5社連合のみの応札で決まった。競争がなければコストが下がらない。役所で最初からどの企業にやらせるかが決まっていて、事前に企業側とどんなシステムを作るかを話し合い、他の企業が参加しにくくして本命に落札させるという官製談合的な構造さえ疑われる。しかも、システム開発においては、最初に受注した企業がその後の追加事業の入札でも有利になる」

 官僚がやりそうな手口である。使いにくい上に利権がらみでは、マイナ保険証など即刻止めてしまえ。

 お次は哀しい話である。

 1990年代にフジテレビ『めちゃ×2イケてるッ!』で大ブレイクし、現在、ワイドショーのコメンテーターなどで活躍するタレントの鈴木紗理奈(47)。彼女が50代前半の実業家と不倫関係にあることが文春の取材でわかったという。

 鈴木はコメンテーターとして、芸能人の不倫などを辛口でバッサリ切ることでも知られている。

 彼女の相手は、ロボットの開発制作を行っている50代のイケメン社長・Xで、2人は1年ほど前に知人を通して知り合ったという。

「共通の趣味であるゴルフを通して仲を深めていった。いまでも月に何度も東京近郊のゴルフ場でプレーしているそうです。今春、Xさんが東京に拠点を移し、港区の超高級タワマンで半同棲生活を送っています」(芸能関係者)

 文春取材班も“めちゃイケ”社長のXの自宅マンションに通う紗理奈や、自宅近くのカフェで堂々とデートする様子を何度も確認しているという。

 しかし、

「実は、X氏には地元・愛知県に残した妻子がいます。彼は3年ほど前、新築の一軒家を建てたばかりで、そこには奥さんと息子さんが暮らしており、彼の帰りを待っている。つまりX氏と紗理奈さんは不倫関係にあるのです」

 鈴木はそのことを知って一緒に暮らしているのか? もし知らないとすれば、

――こちらの取材ではXさんに奥さんがいると。
「えっ、ウソだ、ウソだ、ウソだ、ウソウソウソ……」
――Xさんに確認する?
「心臓パクパクが止まらへん。これが夢だったらいいのに……」

 確認して連絡するといった。そして3時間後に記者の電話が鳴ったという。

「本人に確認しました。文春さんが言うように、彼には奥さんがいました。離婚協議中ではあるものの、今、婚姻関係にあることは事実です」

 そういって静かに電話を切ったそうである。

 今週の最後の記事は紀州のドン・ファン殺人事件の詳細を報じた文春の記事。

 和歌山地裁で続く須藤早貴被告(28)の裁判員裁判が佳境を迎えている。

 2018年5月24日、“紀州のドン・ファン”こと和歌山県田辺市の資産家・野崎幸助(享年77)が、自宅2階の寝室で全裸のまま絶命していた。発見したのは、新婚4カ月足らずの55歳年下妻で当時22歳の須藤。野崎の死因は、多量の覚醒剤を何らかの方法で経口摂取したことによる急性覚醒剤中毒だった。以下は文春オンライン(11/14日)から。

「公判では、検察側が野崎氏の死を『被告による遺産目当ての殺人事件』と主張。対して須藤は『殺していないし、覚醒剤を飲ませてもいない』と無罪を訴えてきた。
『遺産目的で結婚したことを、私は誰にも隠していません。社長(野崎氏)自身が月100万円あげるから結婚してほしいと言ったわけだし、遺産も私にもらってほしいと。結婚したのは、お金の関係です』」

 11月11日の2回目の被告人質問で、須藤はそういい切ったという。

「2017年12月、須藤は初対面の野崎氏から現金100万円を手渡され、結婚を申し込まれた。猛アタックが続き、須藤は2018年2月8日、『毎月100万円をもらう』『田辺市には住まない』『セックスをしない』などの約束を条件に、野崎氏と入籍。公判では、金で結ばれた特異な夫婦関係の実態に焦点が当てられることになる。
新婚初夜の生々しい描写も明かされた。約束通り、須藤は野崎氏との性行為を拒否。野崎氏に頼まれ、ゴム手袋で陰部に触れたものの、勃起はしなかった。以後も、田辺市の自宅に泊まった際に同様の行為があったが、結果は同じ。野崎氏が20年来の愛人であるX子さんを引き合いに出して『俺を勃たせられるのはX子だけだ』と言い、須藤が『じゃあX子に頼みな』と突き放すこともあった。
『社長から「勃たないからもうダメだ。覚醒剤でも買ってきてくれ」と頼まれました。私は冗談だと思い、「お金くれるならいいよ」と言うと、社長はバッグから20万円を取り出して渡してきました。お金は自分の口座に入れましたが、社長から後日、「あれ、どうなった?」と催促されて、「マジなの?」と言いました』」

 須藤は催促された当日の同年4月7日、ネットの裏掲示板をみて、覚醒剤の密売人と接触を図り、注文の品を入手したというのだ。

「入手したものを渡した翌日の4月9日、夕食の時に社長から『あれ、使いもんにならん。ニセモンや。もうお前には頼まん』と言われました。それ以降、社長から覚醒剤の話題が出ることはありませんでした」

 だが、須藤は、捜査段階の取り調べで「覚醒剤を買ってもいないし、買おうともしていない。何も知らない」と供述していたのだ。

 須藤はこう釈明したそうだ。

「社長に頼まれたと言っても、信用されないと思いました。(中略)その当時から人殺し扱いされていましたし、言えばどうなるか分からなくて怖かった」

検察側の被告人質問では、こんなやりとりもあったという。

――野崎さんは覚醒剤を何に使うと思った?
「特に何も。私はお金がもらえればよかったので。『キメセク』(覚醒剤を使用した性行為)ですかね」
—――それはあなたと?
「私とはしない約束なので」
――あなたと性的な行為をしたいと思ったのでは?
「社長の周りに女はいっぱいいますから。その中の誰かとじゃないですか。私は言われても断ります。私には関係ないです。勃ったところで、セックスはしません」

 これだけ法廷で赤裸々なことがいえる女性はそうはいないだろう。

 この事件には物証が何もない。状況証拠だけで、このしたたかな須藤を有罪にできるのか? 検察側は自信が揺らいでいるのではないか。

 疑わしきは罰せず。冤罪をつくってはならないこというまでもない。(文中敬称略)

【巻末付録】

 今週はポストだけ。

「ののかっぷは100センチ! 世良ののか」「有栖未桜 麗しの曲線美」

 ポストもグラビアがあっさりしてきたね。ヘア・ヌードも終焉に近いのかな。ちと寂しいが……。

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