石破総理はG20サミットなど一連の日程を終え、帰国の途につきました。成果と今後の課題について、同行している中島記者の報告です。
石破総理が今回、最も神経を使い、手応えを感じたのが、中国の習近平国家主席との会談でした。
石破総理
「(日中)両国の間には、発展に向けた大きな可能性が広がっていると同時に、多くの課題や懸案が存在しております」
石破総理は周囲に「今まで感じたことがない威圧感があった」と話すなど、互いに笑顔を見せず、緊張感のある会談となりましたが、“首脳レベルを含むあらゆるレベルで意思疎通をより強化すること”などを確認しました。
一方、この外遊の機会にアメリカのトランプ次期大統領との会談を模索していた石破総理ですが、トランプ氏側の日程や、アメリカの法律上の制約などから、会談は実現しませんでした。
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石破総理
「(トランプ)次期政権がどのような政策を打ち出していくかよく分析をしながら、共に協力できる関係というものの構築のために更に努力を致したい」
アメリカファーストの1対1の首脳外交を好むとされるトランプ氏に対し、石破総理がどれだけ日本の立場の理解を得られるのか、手腕が問われることになりそうです。
外交を進めるためには安定した政権基盤が必要で、石破総理は帰国後、まずは来週から始まる臨時国会に向けた準備を進めることにしています。