歌舞伎俳優の尾上松也が、12月14日放送のフジテレビ系土曜プレミアム『世にも奇妙な物語’24 冬の特別編』(後9:00)に出演が決定した。尾上はエピソードの1つである「ああ祖国よ」で『世にも』初出演にして初主演を飾る。
【別カット】星新一作品を20年ぶりに映像化! 物語の原作は、『ボッコちゃん』など数多くのSF作品を中心に生涯1000編を超える作品を執筆し、現在も国内外で人気を誇る“ショートショートの神様”・星新一の短編集『おみそれ社会』に収載されている同名小説。“奇妙”で星新一作品を映像化するのは2004年放送の『殺しやですのよ』以来20年ぶりとなる。
松也が演じるのはテレビ局で番組制作を手掛ける“私”。眠っていた“私”のもとに上役からの電話が鳴った。すると上役からアフリカの小国・パギジア共和国が突如として“我が国”に宣戦布告をし、小さな船が2隻で攻めてきているという。寝起きの“私”は理解が追いつかないまま上役の命令により特別報道番組の担当をすることになり…。
この物語に松也は「“奇妙”の作品の中でも唯一無二の作品になっております!」と今までの“奇妙”とは一風変わった作品であるとコメント。どんなポジションでも変幻自在に役柄を演じ分け、引く手あまたの活躍を見せる松也が星新一作品でどのような演技をみせるのかに注目が集まる。
■尾上松也コメント
――世にも奇妙な物語」初出演にして初主演の感想をお聞かせください。
とてもうれしかったです!子供の頃から家族で見ていた大好きな番組ですので出演させて頂けるのは光栄でした。
――星新一作品の台本を読まれてみていかがでしたか?
コミカルでありながら皮肉もたくさんあり、非常に不思議な世界観だとおもいました。僕のイメージの“奇妙”は、ホラー要素、ミステリー要素が強い作品が多い印象なのですが、本作は今までに無い独特な作品でありながらリアリティのある作品だとおもいます。
――この作品を演じられてみていかがでしたか?
本来起きている出来事からしたら切迫して緊張感のある状況になるはずですが、それがそうではないという内容になっている感覚を想像するのは難しくもあり楽しかったです。また、その辺が“奇妙”らしいなとおもいながら演じさせていただきました。
――「私」というキャラクターの魅力はありますか?
周りは慌てている特殊な状況下の中でも冷静に過ごしている普通の人です。この番組の主人公といえば奇妙な世界に巻き込まれ気づいたら逃れられない状況になっていることが多いですが、“私”というキャラクターは誰よりもまともで俯瞰(ふかん)して物事を見ているようにおもえます。
――本作の魅力をお聞かせください。
嘘のような話ですけど可能性はゼロではない話だなと思います。どんな小国が宣戦布告をしてもいいわけですから。その辺のリアリティを逆手にとった風刺を楽しみながら見ていただければと思います!
――視聴者へメッセージをお願いします。
“奇妙”の作品の中でも唯一無二の作品になっております!クスクス笑いながら実際に起きたら自分ならどうしようと色々考えながら見ていただけたらうれしいです。是非ご覧ください。