11月1日、千葉県船橋市にある船橋競馬場で行われたレースで1頭の馬が出走していた――。
今年10月、番組撮影中のロケバスの中で20代女性に性的暴行を加えたとして警視庁に書類送検され、吉本興業を解雇された元ジャングルポケット・斉藤慎二(42)。その斉藤が馬主として所有していた愛馬「オマタセシマシタ」(牝4歳)が、騒動後初めてレースに出場したのだ。
「オマタセシマシタは12頭立てで6番人気の評価でしたが、見事4着に入り、賞金15万円を獲得しました。休み明けの一戦としては上々の内容で、まだまだ力のある馬であることを示しました」(スポーツ紙競馬担当記者)
競馬好きとして知られ、騒動以前は多くの競馬番組にも出演していた斉藤。2021年にYouTubeチャンネル『ジャンポケ斉藤、ジャングルポケット産駒を買う』の企画として購入したのが、このオマタセシマシタだった。しかし、斉藤の不祥事を受け、10月14日に放送作家で馬主資格を持つ村上卓史氏から「各所との協議の結果、馬主資格を持つ私が預かることとなりました」と、馬主名義のうえで現役続行することが発表されていた。
すべての仕事を失った斉藤に代わって賞金15万円を稼いでみせたオマタセシマシタ。はたして元馬主である斉藤はその賞金を受け取れるのか? その疑問を、船橋競馬場を主催する千葉県競馬組合の広報担当者に聞いてみると「賞金を誰が受け取るのかは、個人情報になりますのでお答えできません」との返答だった。
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この問題について前出のスポーツ紙競馬担当記者が言う。
「すでに馬主変更がなされている以上、賞金は村上氏に支払われます。事件の決着が着くまでは、斎藤さんの馬主資格が剥奪されることはないと思われますが、各所からクレームが来ることを鑑みて馬主変更したのでしょう。この馬は牝馬なので、引退後は繁殖牝馬としての活躍の道も残されています。村上氏が“預かった”と言っているように、引退後は再び斉藤さんに名義が戻される予定なのかもしれません」
斉藤は2022年10月に配信された『NumberWeb』のインタビュー記事で、愛馬の引退後についてこう語っていた。
《もちろん、馬はレースで引退したら終わりじゃないことはわかっていて、そこまで考えての企画ですし、引き続き考えていかなきゃいけないと思っています。(中略)企画の斬新さとかはもちろん必要ですが、大事なのは「ウソがない」ってことなのかなとは思っています。これからも、ウソのない姿を見せていきたいと思いますね》
“ウソのない姿”がバレて解雇されてしまった斉藤。愛馬との再会の日は来るのか。
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