今日22日(金)、紅葉は関東から九州で広く「見頃」や「色づき始め」となっています。河口湖畔もみじ回廊(山梨県)、嵐山(京都府)などで全体が紅葉している状態となっています。23日(土)と24日(日)は関東から九州で大体晴れて、紅葉狩り日和となりそうです。ただ、北風が冷たく感じられるため、暖かい服装を心がけてください。
●紅葉 色づき情報
上の図・紅葉見頃MAPは、全国各地の紅葉の見どころから日々報告される紅葉の色づき情報です。今日22日(金)現在は関東から九州で紅葉が「見頃」や「色づき始め」となっています。
「紅葉見頃」となっているのは、関東甲信では群馬県や茨城県、埼玉県、山梨県です。袋田の滝(茨城県)や河口湖畔もみじ回廊(山梨県)などでは、全体が紅葉している状態となっています。
東海や北陸では岐阜県や三重県、石川県、福井県で見頃となっており、恵那峡(岐阜県)や弥彦公園もみじ谷(新潟県)は美しい紅葉が楽しめそうです。
近畿や中国地方、四国、九州では京都府、鳥取県、島根県、広島県、岡山県、徳島県、香川県、高知県、福岡県、大分県、熊本県で見頃を迎えており、嵐山(京都府)、三段峡(広島県)、寒霞渓(香川県)、呑山観音寺(福岡県)で全体に紅葉が進んでいます。
●土日 太平洋側では晴れて紅葉狩り日和 寒さ対策を
22日(金)は、低気圧の影響で北海道から北陸は雨や雪が降り、雷を伴う所があるでしょう。関東から九州では晴れて、ポカポカ陽気になるため、紅葉狩り日和になりそうです。
23日(土)と24日(日)は冬型の気圧配置になり、寒気が南下するでしょう。北海道は断続的に雪が降りそうです。東北も日本海側を中心に雪や雨が降るでしょう。北陸は断続的に雨が降り、お出かけには雨具が必要です。近畿北部や山陰も所々で雨が降り、標高の高い所では雪がまじる可能性があります。
一方、関東や東海、山陽、四国は大体晴れて、紅葉狩りに良いでしょう。九州は23日(土)は午前中を中心に雨が降りますが、24日(日)は天気が回復する見込みです。晴れる地域も冷たい北風が吹きつけるでしょう。お出かけの際は万全な寒さ対策をなさってください。
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●紅葉が進む気象条件
紅葉の色づきは気象条件と、葉の中にある色素が深く関わっています。葉を紅く染めるアントシアニンという赤い色素の割合が増えるには、適度な寒さが必要だからです。
紅葉は1日の最低気温が8℃を下回ると進み、最低気温が8℃を下回るようになって約3週間できれいに色づくといわれています。
紅葉の名所と呼ばれるような場所は、一般的に標高の高い場所に位置していることが多いですが、標高が高くなるほど気温が低く、100メートルごとに気温が約0.6℃下がります。このため、山では平地よりも早い時期から紅葉が進みます。
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