M-1歴代チャンピオンが集結 メインポスターに「一番嬉しいのはアンタッチャブルの笑顔」の声

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2024年11月22日 19:21  Techinsight Japan

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2019年、コンビで約10年ぶりに漫才を披露したアンタッチャブル。その後に撮り直したという宣材写真(『アンタッチャブル柴田 Instagram「宣材写真」』より)
「M-1グランプリ2024」のメインポスターのビジュアルが11月21日に公開された。今年は記念すべき20回目の大会ということで、ポスターには歴代19組のチャンピオンが勢揃いしている。客席で隣に座るコンビたちが笑顔を見せる姿に、多くの「M-1」ファンは「どのコンビも解散せず、現役の漫才師として活躍している」と感慨を抱いた様子だ。

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ポスターの中央には、初代王者(2001年)の中川家が堂々と配置されている。現在では優勝が決まる瞬間には、煌びやかに装飾された壇上でMCや審査員、ライバルたちに祝福される。この華やかな場面が「M-1」決勝のクライマックスとして定着している。しかし、中川家が優勝した当時は舞台セットも地味で、審査員も笑顔を見せない厳しい雰囲気であった。さらに、優勝後の待遇にも大きな違いがあった。中川家は、審査員の島田紳助さんや松本人志(ダウンタウン)から「2本目、失敗したんか」、「あのくだり、もう一発いかなアカンやろ」などと厳しく指摘され、楽屋に戻ると既に誰もいなかったと当時の状況を明かしている。また、翌日からのスケジュールはほとんど埋まっておらず、現在の「優勝決定後に半年先まで仕事が埋まる」という状況とは大きく異なっていたそうだ。

さらに「M-1」の20年を通じて、参加者たちの意識にも変化が見られる。昨年の大会終了後に放送された特別番組『M-1グランプリ2023 イブより熱い大反省会!』では、最終決戦に進んだ令和ロマン(優勝)、ヤーレンズ(2位)、さや香(3位)の3組が、舞台裏で順番を話し合って決めたというエピソードが紹介された。高比良くるま(令和ロマン)は「今大会の決勝ファーストラウンドが全体的に点数が出ていなかったので、誰が優勝しても『良くない大会だった』とは言わせたくなかった」と語り、3組が一丸となって大会全体を盛り上げる姿勢を示したことが大きな話題となった。このエピソードを聞いた2010年王者の西田幸治(笑い飯)は、「俺らの時は、フット(フットボールアワー)の後藤が親指の爪を噛みながら睨みつけてきた」と笑い、世代間の意識の違いを実感したようだ。

今回のポスターで、特に注目を集めたのがアンタッチャブルだ。2004年に優勝したアンタッチャブルは、その後バラエティ番組への出演が急増し、冠番組を持つなど順風満帆な活動を続けていた。しかし、2010年に柴田英嗣が女性問題で芸能活動を休止。その後、山崎弘也がピンで活躍する一方、コンビとしての活動は停止が続く。そんな2人が再びコンビとして活動を再開したのは、2019年11月29日放送の『全力!脱力タイムズ』(フジテレビ系)である。同番組では、柴田へのドッキリ企画として山崎がサプライズ登場し、およそ10年ぶりとなる漫才を披露したが、その息の合った掛け合いは以前と何ら変わっていなかった。


ポスターでアンタッチャブルが他の歴代チャンピオンと並び、とびきりの笑顔を見せている姿には、ファンからも「アンタッチャブルが復活して本当に良かった」「このポスターで一番嬉しいのはアンタッチャブルの笑顔」といった喜びの声が多く寄せられている。

画像は『アンタッチャブル柴田 Instagram「宣材写真」』『M-1グランプリ Instagram「#M1」』より
(TechinsightJapan編集部 みやび)

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