同グループは、2020年10月に欅坂46から改名し、同年12月9日に1stシングル「Nobody’ falut」でデビューしてから4周年を迎えた。1stと2nd YEAR ANNIVERSARYは東京・日本武道館にて行われたが、3回目となる昨年からZOZOマリンスタジアムで開催。前回に引き続き超満員でのライブとなった。今回は、DAY2公演をレポートする。
ライブではDAY1で「嵐の前、世界の終わり」「TOKYO SNOW」、DAY2で「本質的なこと」「今さらSuddenly」が初披露となった。中盤のユニット曲パートでは、DAY1で「縁起担ぎ」「イザベルについて」、そしてDAY2では「On my way」「標識」がパフォーマンスされた。「標識」には、10thシングルの活動を一部休み、今回のライブでもDAY1ではMCとアンコールのみの参加となった三期生・小田倉麗奈も参加しており、会場が大きく沸いた。
ラストスパートでは、「Start over!」から「静寂の暴力」「マンホールの蓋の上」「もう一曲 欲しいのかい?」「承認欲求」「自業自得」、そして最新シングル「I want tomorrow to come」を7曲連続で圧巻のフル歌唱。すべて激しいダンスチューンながらも、MCを挟まずほぼノンストップで約40分にわたって披露され、大火力のパフォーマンスで会場は熱狂の渦に包まれた。
最後の曲が終わると、メンバーはそのまま一段高いステージへとあがる。山下瞳月が腕を上げた瞬間に花火が上がり、そのまま去っていくメンバーたち。その後も花火は上がり続け、ひときわ大きな花火が打ちあがると同時に「GO TO THE V」の文字が映し出され、壮大なクライマックスとなった。
曲が終わり最後のMCでは、2作連続でセンターを務めた山下があいさつ。自主公演では初披露となる10thシングル「I want tomorrow to come」について「私はすごくこの曲を聴いて救われたし、皆さんもそうだったらうれしいなと思って披露させていただきました」と話すと、思いが込み上げ涙があふれた。そして声を詰まらせながらも「皆さんと好きを共有できる場所が年に何回もあるってすごく幸せだなって実感した年になりました。こうしてすてきな景色を見させていただいて本当に楽しかったです。ありがとうございました!」と感謝を語った。
そして山崎が「5年目は“こんなもんじゃない!”という姿をいっぱい届けたいと思っていますし、私たちのことを推していて損はさせない」と覚悟を告白。ラストは松田から「皆さんの期待に応えるのはもちろんなんですけど、それを超えていきたい。櫻坂46がある限りゴールはないと思うんです。新しい景色を皆さんと見たい。櫻坂46と一緒に歩んで行ってくれますか?」と問うと、Buddiesは大きな声援で答えた。アンコールのラストは会場がピンク色に包まれる中「櫻坂の詩」を歌い、『4th YEAR ANNIVERSARY LIVE』を大団円で締めくくった。