開演時間になると、牛の鳴き声が聞こえ、カントリー調のBGMと共にステージ横の坂道からメンバーが登場。塩崎太智(※崎=たつさき)が「M!LKです!」と声を上げると大きな歓声に包まれ、『I CAN DRINK』がスタート。
5人はうれしそうにみ!るきーず(ファンの総称)で埋まった客席を見渡した。この曲は彼らのデビュー曲『コーヒーが飲めません』のアンサーソング。『コーヒーが飲めません』の振り付けや、メロディラインがサンプリングされたこの曲を、み!るきーずと共に歩んだ10年で成長し、支え合ったからこそ“I CAN DRINK”と言えるようになった5人からの愛と感謝のメッセージを届けるように披露した。途中、山中柔太朗が絆を確かめるようにメンバーひとりずつの手に触れていく姿に、大きな歓声が上がった。そのまま自己紹介ソングの『フレ!フレ!オレ!(2023)』が始まると、ペンライトが美しく揺れた。
また、この日は、それぞれがこれまでのなかでお気に入り、かつ思い入れの強い衣装を着用。塩崎は冬なので厚着という理由で『新学期アラカルト』の衣装を、佐野は「柔太朗がデザインしてくれたものを選ぼうとしたけど、みんなはこっちが見たいかなと思って」とファン心理を読み解き『ボクラなりレボリューション』の衣装を選び、山中は、自分が作ったなかで一番すんなり絵が書けたという『M!LK HALL TOUR 2022満月の夜 君と逢う』のオープニング衣裳、曽野舜太は直前まで違う衣装にしようとしていたにもかかわらず、直前で『Over The Storm』の衣装に変え、当時から身長が伸び、さらに筋トレをしているせいでパツパツになっていることを報告。吉田仁人は『M!LK BEST L!VE TOUR 〜Thank you for your smile〜』で、メジャーデビューを発表した衣装を着用し、それぞれの想いを募らせた。