カメラの前で…異例の“フルオープン”「政治改革」で初の与野党協議 裏金問題の安倍派参院議員の大半は政倫審に出席意向?【news23】

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2024年11月27日 11:29  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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「政治とカネ」をめぐり、初の与野党協議がスタートしました。この話し合いは報道陣のカメラの前で、異例のフルオープンの形で行われました。一方で、与野党協議の発端となった裏金問題をめぐり、安倍派の参院議員の大半が、一転、政倫審に出席する意向を自民党の参院幹事長に伝えたことが分かりました。

【写真を見る】異例の“フルオープン”開催 与野党協議の様子は

■与野党協議“フルオープン”開催も…裏金問題の弁明には後ろ向き?

国会閉会中の26日、与野党7党の政治改革の責任者たちが一堂に会しました。

自民党 渡海紀三朗 政治改革本部長
「今回、結構例外的なことではございますけれども、フルオープンという形で開催をさせていただく」

協議は、異例ともいえる“フルオープン”カメラの前でおこなわれました。

衆院選で少数与党となった自公にとって、国会運営に野党の協力が不可欠となっています。

自民党側からは、党から議員に支給する「政策活動費」の廃止を盛り込んだ改革案を説明しましたが、焦点となったのは、「企業・団体献金」の禁止についてでした。

立憲民主党 大串博志 代表代行
「私たちとしては企業・団体献金の禁止」

日本維新の会 藤田文武 幹事長
「企業・団体献金の件はテーブルにあげて熟議してほしい」

自民党は禁止に慎重な構えを崩していませんが、野党側は禁止を強く求めていて、今回の協議の最大の難所となる見通しです。この与野党協議の発端となったのが派閥の裏金問題ですが、“弁明”には後ろ向きのようです。

立憲民主党 斎藤嘉隆 参院国対委員長
「(国会開会中に)政倫審を開く考えが与党としてあるのかないのか。具体的に言えば、弁明の希望があるかないか。出席をして弁明をしたいという申し出がないということでした」

26日午前、自民党は立憲民主党に対し、参議院の政治倫理審査会への出席を求められている議員から、新たに説明責任を果たそうとする申し出がないと伝えました。

自民党 中堅議員
「こんなことやってたら自民党が潰されちゃうよ。年内にやらなかったら、野党に選挙直前まで引っ張られちゃう。そうしたら参院選負けちゃうよ」

こうした党内の声も受けたのでしょうか。JNNの取材で、安倍派の参院議員の大半が一転、政倫審に出席する意向を自民党の松山参院幹事長に伝えたことが分かりました。

28日に召集される臨時国会で、政倫審が開かれるかが焦点となっています。

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