あす臨時国会が召集されるのを前に、政治改革の法案提出に向け与野党それぞれの思惑が交錯しています。けさ行われた野党の協議を国民民主党が欠席し、波紋が広がっています。
【写真を見る】玉木氏「パフォーマンスなので」 企業・団体献金の禁止めぐり 国民民主が野党協議欠席
けさ行われた、政治改革をめぐる野党側の協議。立憲民主党、日本維新の会、共産党などは企業・団体献金の禁止を含む野党案を作成し、あす召集される臨時国会に提出する方向で合意しました。
立憲民主党 大串博志代表代行
「特に大きな論点。私どもは昨日は、企業・団体献金の禁止と政策活動費の禁止、これらは政治資金規正法の再改正の中では特に重要な論点だと」
焦点の企業・団体献金をめぐっては、立憲や維新などが禁止を主張する一方、国民民主党は慎重な姿勢を崩さず、けさの協議も欠席しました。
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関係者によりますと、立憲は国民にも協議への参加を呼びかけたものの、国民の幹部はそもそも野党案を作ることに消極的で、今週になって欠席を伝えてきたということです。
こうした姿勢には他の野党からも…
日本維新の会 藤田文武幹事長
「企業・団体献金(の禁止)に賛成だけど抜け道が多いというスタンスなのか、それを盾に賛成してないのか、本当はやりたくないか、これちょっと真意が分からない」
これに対し玉木代表は…
国民民主党 玉木雄一郎代表
「(政治改革は)与野党協議の場でしっかり決めることが必要だと思います。今までは野党で集まってとにかく法案出して、結局通らないからパフォーマンスなので」
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玉木氏は野党側の協議には距離を置く姿勢を示し、「企業・団体献金の禁止」に踏み込むには、条件があるとも主張しました。
一方で、玉木代表らは先ほど、官邸を訪れ、石破総理とエネルギー政策について議論を行っています。
ある政府関係者は…
政府関係者
「この臨時国会が通常国会の試金石になる。(玉木代表には)あえて官邸に来させるんですよ。パフォーマンスしたいんです。好きなようにやってもらえばいい」
少数与党となった政府・与党側は、国会で予算案や法案を通すため、国民との関係強化をアピールする意図があることを認めています。
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政治改革をめぐる協議は年内に決着するのか。臨時国会は、あす召集されます。