政府は28日、オーストラリア海軍の新型フリゲート艦建造計画で海上自衛隊の「もがみ」型護衛艦が採用された場合に備え、あらかじめ海外移転を認める手続きを取ったと発表した。防衛装備移転三原則とその運用指針に沿った措置。豪政府はもがみ型とドイツのフリゲート艦の二つから来年選定するとしている。
国家安全保障会議(NSC)を27日に開き、豪州との共同開発・生産は日本の安全保障上高い意義を有し、目的外使用などの問題はないと判断した。もがみ型は三菱重工業が建造。一般的な護衛艦の半分程度の乗組員で運用できる点が特長だ。