障がい者や高齢者アーティストによる福祉アート展「第3回新宿アール・ブリュット企業展」が、12月9日(月)〜13日(金)の5日間にわたり開催される。新宿区内の社会福祉法人などで構成する「新宿アール・ブリュット企業展推進コンソーシアム」が主催。
期間中は、障がい者や高齢者のアーティストが制作したアート作品約170点が、新宿区内の5つの会場に展示される。5つの会場は、ネオキャリアサテライトオフィス(新宿区西新宿2-3-1 新宿モノリスビル18階)・DIAM JAPAN(新宿区西新宿 5-11-3 黒須ビル1階)・TIS(新宿区西新宿8-17-1住友不動産新宿グランドタワー14階)・京王プラザホテル(新宿区西新宿2-2−1)・東亜ディーケーケー(新宿区高田馬場1−29−10)。展示時間は10時〜18時。
「新宿アール・ブリュット企業展」は、障がい者や高齢者アーティストによる作品を企業のオフィスに展示することで、DE&I(ダイバーシティ・エクイティ&インクルージョン、多様性・公平性・包摂性を意味する造語)の推進とアーティストの活躍の場を広げることを目的に、2023年から開催している。当初は、人材総合サービス会社・ネオキャリアのオフィスのみで展示を行ったが、3回目を迎える今年は、協賛企業4社の会場も加わり、5会場での開催に。また、展示をきっかけにアーティストの創作意欲も向上し、展示作品数も初回の約60点から、今年は約170点に増えた。
普段のオフィス空間が多数のアート作品によって彩られ、これまでの来場者からも、「いつものオフィスじゃないみたいで新鮮」「障がい者について考える良い機会になった」などの感想が寄せられたという。なお、来場者の投票により、展示会場ごとに受賞作品を選定する。
ネオキャリア サステナブル推進担当の高山功平さんは、「初回は自社のみで始まった展示会ですが、第2回には2社、今回は5社が展示に協力してくださっています。アーティストの創作意欲も年々高まり、多様な作品が来場者に新たな視点を提供しています。社員にも楽しみにされる恒例行事となり、今後も社会課題解決と社員のキャリア形成の場として、さらなる広がりを期待して継続していきたいと思います」とのコメントを寄せている。
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