日本取引所グループ(JPX)は2日、傘下の東証が年内最後の取引を締めくくる30日の大納会について、恒例の特別ゲストを招かないと発表した。東証社員のインサイダー疑惑が浮上しており「事態を真摯(しんし)に受け止める姿勢を示す」(広報担当者)と説明している。
大納会がゲスト不在となるのは、コロナ禍の2020年以来4年ぶり。
大納会では、その年を象徴する人物が締めくくりの鐘を打ち鳴らすのがおなじみの光景。昨年はワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で監督として日本代表を世界一に導いた栗山英樹氏が招かれた。