12月3日に発売される人気グループSixTONESの京本大我の写真集『Retrace,』の表紙のビジュアルが公開されて話題となっている。
今作は、京本のクリエーティブ・プロジェクト「ART-PUT」の一環として30歳の誕生日に発売され、20代ラストの1年間を記録したこれまでの集大成となる一冊となっている。また、ロケ地は京都、大阪、北海道、大分など思い入れのある12カ所がピックアップされており、英国のロンドンでも撮影が行われたという。
すでにトレンチコートを着た京本がロンドンのビッグベンを背景に立っているティザー写真も公開されているが、これが京本のファンのみならず、人気漫画『名探偵コナン』(小学館)のファンの間でも「名場面のオマージュだ」と話題になっているという。
漫画関連の記事をweb媒体で書いているサブカル系ライターはこう指摘する。
「ロンドンはコナンが信奉するシャーロック・ホームズの聖地であり、単行本71〜72巻ではコナンたちが実際にロンドンにわたり、さまざまな名所を訪れながら事件を解決するストーリーが展開されます。そんな中、今回の写真集のティザーカットで京本が立っている場所は、作中でコナン=工藤新一がヒロインの毛利蘭に告白したビッグベンの近くのウェストミンスター橋。しかも、新一が蘭に告白した時間は9時34分なのですが、ディザー写真も9時29分頃と近いため、そこも意識している可能性がある。それに加えて、京本が身を包んでいるトレンチコートは、コナンファンの間で名作の呼び声も高い2002年公開の『劇場版名探偵コナン ベイカー街(ストリート)の亡霊』のポスターでコナンも着用していましたからね」
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こうした類似点が京本およびコナンのファンの間で注目される背景には、京本が生粋のコナンオタクとして知られた存在であることが挙げられる。
女性誌の編集者は明かす。
「京本さんといえば、幼稚園の頃から人気漫画『名探偵コナン』の虜となり、『コナン検定1級』を持つほどの生粋のオタク。しかも、一度落ちて再挑戦したほどコナン愛に満ちあふれています。そのことは作者の青山剛昌氏も知っており、同作の記念すべき単行本100巻のタイミングで京本さん自身がモデルとなった『光本兵我』というキャラクターが登場。『御朱印集めが趣味のアイドル』という京本の趣味まで反映されていました。京本さんは青山氏から『光本兵我どうだった?』とのコメント付きのサイン色紙ももらっており、家宝にしているそうです」
同映画が公開された当時、京本は7歳だったと思われるが、「名探偵コナン」との出会いがその後の人生に大きな影響を与えたということで、ロンドンが今回の写真集のロケ地の一つに選ばれたのかもしれない。
そして、芸能ジャーナリストの竹下光氏はこう話す。
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「芸能人の中には特定の漫画のファンであることを公言する人は多いですが、中には話題作りのためのにわかファンだったり、言うほどその作品が好きではないのがバレてバッシングを受けるケースもあります。そんな中、京本さんの『名探偵コナン』に対する愛情や作品に対するリスぺクトの強さは並々ならぬものがあり、作者やコナンファンも認めるところですからね。今回の写真集において“名場面オマージュ”が取り沙汰されるのも頷けます」
SixTONESといえば、結成10年目を迎える中、今年7月にはジェシーと綾瀬はるかの真剣交際が「女性セブン」(小学館)で報じられ、8月には森本慎太郎と森川葵の熱愛が「週刊文春」(文藝春秋)でスクープされてファンの間で物議を醸しているが、プロ意識の高さで知られ、“コナン一筋”の京本のさらなる活躍を期待したいところである。