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東京都新宿区歌舞伎町の大久保公園周辺での売春行為について、警視庁保安課は4日、取り締まりを強化した10月10日〜11月末に、女性50人を売春防止法違反(客待ち)の疑いで逮捕したと発表した。今年に入って逮捕された女性のうち、約3割がホストクラブなどでの遊興費を稼ぐ目的で客待ちをしていたとみられる。
警視庁によると、1〜11月末に、大久保公園周辺で客待ちをした疑いで16〜52歳の女性88人が逮捕された。このうち、約3割に当たる27人が取り調べに、ホストクラブや「メンズコンセプトカフェ」などでの遊興費を稼ぐ目的だったと供述したという。
2023年には、逮捕された140人のうち約4割に当たる60人がホストクラブなどでの遊興費目的だったとみられ、今年の逮捕者に占める割合は約1割減となった。
これまでに、ホストクラブの売掛金(ツケ)の支払いのために女性に売春を強要したホストが摘発されたケースがあったが、今年は「LINE(ライン)のデータを消しておけ」などとホストから指示を受けていた女性がいるという。警視庁は摘発を逃れるために証拠隠滅を図るホストがいるとみている。
警視庁は立ち直り支援にも力を入れており、今年逮捕された女性のうち13人を東京都の福祉事務所などに紹介した。
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取り締まり強化期間中の10月24日夜も、大久保公園周辺には客待ち目的とみられる女性数人が立っていた。午後11時過ぎ、白いミニスカート姿の女性が、警視庁の男性捜査員に声を掛けられた。女性は売春防止法違反の疑いで現行犯逮捕され、うつむいたまま捜査車両に乗り込んだ。【森田采花】
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