<フィギュアスケート:GPファイナル>◇5日(日本時間6日)◇フランス・グルノーブル◇女子ショートプログラム(SP)
【グルノーブル=松本航、松本愛香通信員】日本勢史上最多5人が出場したSPを終え、70・04点で首位のアンバー・グレン(25=米国)を5人が追う展開となった。
最終滑走で2連覇が懸かる坂本花織(24=シスメックス)が、演技後半のフリップ−トーループの連続3回転ジャンプで転倒。63・98点の4位発進と出遅れた。
初出場の千葉百音(19)は、ジャンプにわずかな回転不足がありながらも69・33点の2位発進。吉田陽菜(19=ともに木下アカデミー)が64・23点で3位につけた。
日本勢のコメントは以下の通り。
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〈1〉アンバー・グレン(米国)70・04点
〈2〉千葉百音(木下アカデミー)69・33点
「順位はびっくり。ショートで硬くなっちゃったのを踏まえて、フリーは思い切りできたらと思います。(演技のない日に)自分の場合はどこかに出かけるとやらかすパターンがあるので、明後日のフリーまで集中を切らさないために、自分の体のためのケアや練習をしっかりやって『真面目に過ごす』みたいな感じで過ごします」
〈3〉吉田陽菜(木下アカデミー)64・23点
「(3位で)ちょっとびっくりっていう気持ちはあるんですけれど、フリーがまだ残っているので、しっかりフリーに集中して思い切りやりたいです。(中1日で)しっかり疲れをとるのと、楽しく過ごしたいです」
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〈4〉坂本花織(シスメックス)63・98点
「だいぶ悔しい結果にはなったんですけれど『全日本(選手権)で、これが出なくて良かったな』と逆にいい経験と捉えたい。キスクラ(キス・アンド・クライ)で(中野)先生からも言われたんですけれど、世界選手権も4位から(1位に)はい上がれたので、その経験を生かす場面。しっかり切り替えていきたいと思います」
〈5〉松生理乃(中京大)62・63点
「『これがファイナルか』っていうのを味わうことができました。もちろん悔しいところはありますが、楽しめた。今回の『悔しかった』っていうのを、またしっかり全日本(選手権)で(悔しさを)晴らせるようにしたいなと思います。フリーも全日本につながるような演技が、できたらいいなと思います」
〈6〉樋口新葉(ノエビア)61・61点
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「(3回転ルッツは)ちょっとしたタイミングの違いで転んじゃったかなと思っています。あんまり気にせずに、フリーでまた落ち着いて滑りたい。フリーの方がすごく自信をもって滑れると思うので、落ち着いて滑りたいです。大きなミスなく滑りきれると、すごく気持ちよく全日本(選手権)に向かえるかなと思います」
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