JR東、全エリアの運賃値上げへ 山手線の初乗り運賃は150円から160円に 「コロナ禍を経て鉄道の利用減少」
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2024年12月06日 18:01 ITmedia NEWS
JR東日本は12月6日、2026年3月に全エリアの運賃を値上げすると発表した。普通運賃の他、通勤・通学手当の値段が上がり、山手線の初乗り運賃は150円から160円になる。消費税の導入や増税対応を除き、1987年の民営化以来初の値上げとなる。
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運賃は平均で7.1%高くなる。東京駅を基準に、横浜駅までの普通運賃が490円から530円に、千葉駅までが660円から720円になる。なお、家計負担を考慮して、山手線などの区間を除き、都市や地方を結ぶ「幹線」「地方交通線」の通勤定期は値上げしない。
今回の改定では、都市部で運賃を安くしている山手線内などの運賃区分を幹線と同じにし、距離に応じた料金体系にする。また、普通旅客運賃は切符よりICのほうが安くなるよう設定を見直すという。
JR東によると、「コロナ禍を経て当社を取り巻く社会環境の変化が加速し、オンライン会議やテレワークなどの新しい生活様式の定着に伴って鉄道の利用は減少した」ことが値上げの一因という。他にも、物価やエネルギーの価格が上がるなか、老朽化した車両や設備の更新などのために、資金が必要になるとしている。
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