「元議長の思い独り歩き」=企業献金禁止巡る「合意」否定―自民・鈴木氏
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2024年12月06日 20:01 時事通信社
自民党の鈴木俊一総務会長は6日の記者会見で、1994年の政党交付金導入は企業・団体献金禁止が前提だったとする立憲民主党などの見解について、事実と食い違うと主張した。「記憶をたどる限り、政党助成と企業・団体献金廃止がリンクしていたとは認識していない」と語った。
当時自民総裁だった河野洋平元衆院議長は昨年12月公表の国会の聞き取りに「企業献金をやめて公費助成にしようということだった。だから、企業献金は廃止しなきゃ絶対におかしい」と発言している。しかし、石破茂首相は5日の衆院予算委員会で、河野氏の証言を否定している。
鈴木氏は会見で「首相と同じ考えだ」と説明。「河野先生は完全に思い入れを語られたのではないか。紙に書いたもの(記録)はない。河野先生の思い入れが独り歩きして、どんどん伝わっているような気がしてならない」と語った。
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