ビートたけしが最高顧問、ナインティナインがMCを務めるフジテレビ系『THE MANZAI マスターズ』(後7:00)が、8日に放送される。
【写真】『THE MANZAI マスターズ』の出場者一覧 そして、この豪華MC陣が見守る中、珠玉のネタを披露するのは、「THE MANZAI実行委員会」によって選出された漫才師たち。海原やすよ ともこ、おぎやはぎ、ガクテンソク、かまいたち、銀シャリ、サンドウィッチマン、タカアンドトシ、千鳥、チュートリアル、テンダラー、とろサーモン、ナイツ、中川家、錦鯉、NON STYLE、博多華丸・大吉、爆笑問題、パンクブーブー、フットボールアワー、マヂカルラブリー、ミルクボーイ、笑い飯の22組(※五十音順)が登場するほか、本日7日午後2時30分より放送する『THE MANZAI 2024 プレマスターズ』(フジテレビほか)の出場者15組(エバース、オーサカクレオパトラ、9番街レトロ、じぐざぐ、センチネル、ちゃんぴおんず、東京ホテイソン、ナイチンゲールダンス、ナチョス。、ネコニスズ、ひつじねいり、ママタルト、マルセイユ、ヤーレンズ、ロングコートダディ)のうち、観覧投票で上位に選ばれた2組も参戦。総勢24組の漫才師が集結する。なお、“プレマスターズ勝ち抜き組”の2組の顔ぶれは、8日の放送内で明かされる。
かくして今年も、『M‐1グランプリ』や『THE MANZAI 年間最強漫才師決定トーナメント』といった漫才賞レースを制してきた歴代のチャンピオンをはじめ、漫才界の最前線をひた走るトップランナーたちがずらり勢ぞろい。日ごろ劇場を主戦場に活動しているコンビの“王道の漫才”から、現在は主にバラエティー番組で活躍しているコンビによる、当番組でしか見られない“レアな漫才”まで、個性あふれる爆笑ネタが次々と繰り広げられていく。
そんな今大会の出場者の中でも、とりわけ注目なのが、ガクテンソクとチュートリアルだ。
ガクテンソクは、ボケのよじょうとツッコミの奥田修二により2005年に結成(※当時のコンビ名は「学天即」。2021年に現在のコンビ名に改名)。2011年、2013年、2014年の3回にわたり、『THE MANZAI 年間最強漫才師決定トーナメント』の決勝大会に進出するも、思わしい結果を残せないまま苦杯を喫した。しかし今年5月、“結成16年以上の漫才賞レース”『THE SECOND〜漫才トーナメント〜2024』で見事王座を獲得。その勢いを駆って、このたび『THE MANZAI マスターズ』に初出場、なんと10年ぶりに『THE MANZAI』のステージに返り咲くこととなった。
一方のチュートリアルは、ボケの徳井義実とツッコミの福田充徳で1998年に結成。2006年、結成8年目にして『M−1グランプリ2006』で優勝を果たし、以降、今もなお第一線で活躍する人気コンビだ。『THE MANZAI マスターズ』には、2015年の第1回大会を皮切りに、これまでに4回出場しているが、このたび、2018年以来、実に6年ぶりに『THE MANZAI』の舞台に立つ。
「『THE MANZAI』でわれわれが笑いを取るためには、結局10年という月日が必要やったんでしょうね」(奥田)、「『THE MANZAI』に呼んでいただけるのは、漫才師としてすごく幸せなことだと思います」(徳井)と、いずれも『THE MANZAI』に熱い思いを寄せるガクテンソクとチュートリアル。彼らは果たして、それぞれどんな漫才を披露してくれるのか。
■ガクテンソク、チュートリアルコメント
――『THE MANZAI 2024 マスターズ』のステージを終えて、いかがでしたか。
ガクテンソク
よじょう「すごくやりやすかったですね。お客さんも近くて」
奥田「ほんまに、劇場でやってるような感覚でした。平日ではなく、週末の劇場という感じ(笑)。ステージの前だけじゃなく、横に客席があるっていうのが、お客さんが満員の劇場みたいな雰囲気でよかったですね」
チュートリアル
福田「2018年以来ということで、どんな感じになるんやろと思ってたんですけど…」
徳井「あったかいお客さんで、すごくよかったです」
福田「そうですね、やっぱり、いいお客さんやな、やりやすいな、というのは改めて思いました」
徳井「“あぁ、『THE MANZAI』って、こんな感じやったなぁ”って、懐かしい感じもありましたし。『THE MANZAI』ってね、他のネタ番組と比べても、お客さんの雰囲気とか、客席の造りとか、毎回やりやすい環境を整えてくれるんです。こういう番組に呼んでいただけるっていうのは、漫才師としてすごく幸せなことだと思いますね」
――『THE MANZAI 年間最強漫才師決定トーナメント』決勝出場から数えると、ほぼ10年ぶりの出演となりますね。
ガクテンソク
奥田「そうなんですよ。われわれは、2011、2013、2014年と『THE MANZAI』に出させていただいたんですけど、今回はその3回分を全部足したよりも、大きな笑い声を聞けましたね(笑)」
よじょう「あ、それは間違いないです。2011年なんか、笑い声を聞けてないから(笑)」
奥田「だから、『THE MANZAI』のステージでわれわれが笑いを取るためには、結局10年という月日が必要やった、ってことなんでしょうね」
よじょう「10年って、なかなかやけどね(笑)」
奥田「あと、最高顧問の(ビート)たけしさんに、またわれわれのネタを見ていただけるのもうれしいです。たぶん、たけしさんからしたら、“はじめまして”の感覚やと思うんですけど(笑)」
よじょう「絶対そうやね(笑)。ただ僕らとしては、なんとか頑張って、“うるさいだけ”とは言われないようにしたいです」
奥田「(笑)。いや、大丈夫やろ。俺たちの漫才、うるさくないから。むしろ静かな方やから(笑)」
――では、『THE MANZAI』の視聴者の皆様、漫才好きの皆様のために、今年の見どころを教えてください。
ガクテンソク
奥田「まずは、常連の漫才師のみなさんの、面白さ保証付きの漫才をお楽しみください。そして、もしよかったら、10年ぶりに返り咲いたガクテンソクの漫才も、ぜひご覧いただきたいなと」
よじょう「10年前の『THE MANZAI』の録画が手元にある方は、その映像と今の僕らを見比べながら楽しんでください(笑)」
――今回、想定外だったことはありましたか?
チュートリアル
徳井「ちょっとね、僕が勢い余って、相方の顔をつかんでしまって…」
福田「嫌がるなよ!そういうネタやろ!」
徳井「今すぐに手を洗わせてほしいんですよ。せめて誰か、ウェットティッシュ持ってきてくれへんかな…」
福田「不愉快やわ、勝手に人の顔をつかんどいて!」
徳井「(笑)。まぁ、漫才の出来としてはね、大きなミスもなかったし、一回も噛(か)まへんかったし…とにかく、スベらなくてよかったなと(笑)。ほっとしてます」
福田「ほんま、スベったらかっこ悪いもんな(笑)。後輩も大勢見てるし」
徳井「なかなかよかったんじゃないですかね。緊張もあんまり顔に出てなかったと思うんで」
――緊張されていたんですか?
チュートリアル
徳井「もちろん、もちろん」
福田「緊張はありましたよ。テレビのネタ番組に出ること自体、久しぶりですから」
徳井「しかも、周りはチャンピオンだらけやから。でも、それは非常にいい緊張感というか」
福田「そう、適度な緊張感」
徳井「最近は仕事で緊張することも、あんまりないでしょ?たまにはちゃんと緊張しとかないと(笑)」
福田「そういう意味では、いまだに、ネタをやるときが一番緊張するよな、俺たちは」