現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住76歳女性のケースをご紹介します。
回答者プロフィール
回答者本人:76歳女性同居家族構成:本人のみ
居住地:茨城県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金300万円、リスク資産200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金23年
現在受給している年金額(月額)
老齢基礎年金(国民年金):2万円老齢厚生年金(厚生年金):8万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険34万円(年額)
「趣味や旅行を楽しむゆとりがない」
現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。その理由として、「最低限の生活で、趣味や旅行を楽しむゆとりがない」と語っています。
ひと月の支出は約「15万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。
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「長く働くために、介護職員初任者研修の資格を取った」
年金で足りない支出については「パート収入から4万円ほど補填」しているという投稿者。「長く働くために、昨年教室に通って介護職員初任者研修の資格を取った。今年の5月から老健施設で生活支援員として働いています。週3日4時間働き、月収5万5000円」とのこと。
くわえて、年金生活においては節約を意識して「洋服は下着以外は買わない。お風呂は主にシャワー。携帯代が高かったので、安いものに乗り換えました。食費は、嗜好品や友人との外食の出費が多いので、予算を決めて範囲内に収まるようにしている」とあります。
「マンションを処分して介護施設への入居を考えている」
現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「結婚していた時に、夫の自営の仕事がうまくいかず。3人の子供を抱えて生活が苦しく、国民年金が払えず何年も免除申請していた。その分今になって年金額が少なくなっているので、頑張って払っておけば良かった」と回答。今の生活については、「足や腰が痛かったりするが、あと数年は働く予定なので特に不安はない。いざ動けなくなったら、マンションを処分して介護施設への入居を考えている」といいます。
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(文:あるじゃん 編集部)