老齢年金月10万5000円「夫の仕事がうまくいかず、何年も国民年金が払えなかった」76歳女性が苦労の末に手に入れた今の楽しみ

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2024年12月07日 20:11  All About

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老後の心配事といえば、やはりお金。現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住76歳女性のケースを紹介します。
金融庁の報告書に端を発して話題となった「老後2000万円問題」など、老後の心配事といえばやはりお金ではないでしょうか。もっと出世しておけばよかったと現役時代に後悔を持つ人もいるようです。

現役時代にいくら稼ぎ、貯蓄をしておけば安心した暮らしができるのか。All Aboutが実施したアンケート調査から、茨城県在住76歳女性のケースをご紹介します。

回答者プロフィール

回答者本人:76歳女性
同居家族構成:本人のみ
居住地:茨城県
リタイア前の雇用形態:正社員
リタイア前の年収:400万円
現在の資産:預貯金300万円、リスク資産200万円
現役時代に加入していた公的年金の種類と加入年数:厚生年金23年

現在受給している年金額(月額)

老齢基礎年金(国民年金):2万円
老齢厚生年金(厚生年金):8万5000円
障害基礎年金や障害厚生年金(障害年金):なし
遺族基礎年金や遺族厚生年金(遺族年金):なし
その他(企業年金や個人年金保険など):個人年金保険34万円(年額)

「趣味や旅行を楽しむゆとりがない」

現在の年金額について満足しているか、の問いに「満足していない」と回答した今回の投稿者。

その理由として、「最低限の生活で、趣味や旅行を楽しむゆとりがない」と語っています。

ひと月の支出は約「15万円」。年金だけでは「毎月足りない」と回答されています。

「長く働くために、介護職員初任者研修の資格を取った」

年金で足りない支出については「パート収入から4万円ほど補填」しているという投稿者。

「長く働くために、昨年教室に通って介護職員初任者研修の資格を取った。今年の5月から老健施設で生活支援員として働いています。週3日4時間働き、月収5万5000円」とのこと。

くわえて、年金生活においては節約を意識して「洋服は下着以外は買わない。お風呂は主にシャワー。携帯代が高かったので、安いものに乗り換えました。食費は、嗜好品や友人との外食の出費が多いので、予算を決めて範囲内に収まるようにしている」とあります。

「マンションを処分して介護施設への入居を考えている」

現役時代にもっとこうしておけばよかったことがあるか、との問いには「結婚していた時に、夫の自営の仕事がうまくいかず。3人の子供を抱えて生活が苦しく、国民年金が払えず何年も免除申請していた。その分今になって年金額が少なくなっているので、頑張って払っておけば良かった」と回答。

今の生活については、「足や腰が痛かったりするが、あと数年は働く予定なので特に不安はない。いざ動けなくなったら、マンションを処分して介護施設への入居を考えている」といいます。

いっぽうで「フルタイムで働いていた時に比べて時間にゆとりがあるので、趣味やボランティア活動、2〜3カ月に一度旅行に出かける事ができる。2人の孫達に果物を送ったり、誕生日のお祝いをしてあげられることが楽しみ」と今の生活の楽しみも教えてくれました。

※本文カッコ内の回答者コメントは原文に準拠しています
※エピソードは投稿者の当時のものです。現在とはサービスや金額などの情報が異なることがございます
※投稿エピソードのため、内容の正確性を保証するものではございません
(文:あるじゃん 編集部)

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