三重県鈴鹿市に位置する鈴鹿サーキットで12月7日、スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 300KM RACE GRAND FINAL』の予選が行われ、88号車VENTENY Lanborghini GT3の小暮卓史/元嶋佑弥組がGT300クラスのポールポジションを獲得した。台風の影響で8月最終週から12月に延期された同レースの予選後、両名が会見に出席。2024年シーズン最後の予選を振り返るとともに日曜の決勝レースに向け意気込みを語った。
■Q1担当 小暮卓史(VENTENY Lamborghini GT3)
タイム:1分55秒132
「クルマの状態がすごく良くて、Q1をトップで通過することができました」
「シリーズチャンピオン争いをしているのですごく重要で絶対に落とせない予選だと思っていました。明日に向けて(ランキング首位につける65号車LEON PYRAMID AMGとの)ポイント差を縮めることができましたし、すごくモチベーションは高くなっています」
「(夏の大会が延期され冬開催になったことについて)僕たちだけでなく皆そうだと思いますが、今回のような寒い時期にあまり走っていないのでタイヤがどうなるのかすごく心配でした」
「一方で(ランボルギーニ・)ウラカン的には寒いほうが調子が良いので、そういった意味では追い風に感じている部分もありました」
――決勝レースへの意気込み
「ここまで来たら、何としてでもチャンピオンを獲りたいですよね。隣にいるGT500のふたり(坪井翔/山下健太組)はもう決まっているのですごく羨ましいです(笑)」
「獲りたいですよ。それは僕も元嶋選手もすごく強く想っています。なので明日はいいレースをしたいですね」
■Q2担当 元嶋佑弥(VENTENY Lamborghini GT3)
タイム:1分55秒206
「オートポリスでの記者会見の時に言ったと思うのですが、『鈴鹿の予選は小暮さんが僕を助けてくれるだろう』というのがその通りになりました。小暮さんが速くてそれに助けられてのポールポジションなので、感謝しかありません。ありがとうございます!」
「僕としてもミスなく自分の出せる精一杯のドライブをしましたが、その結果がポールだったので良かったです」
「小暮さんも仰っていたように、この時期の開催になったのは(ウラカンで戦う)自分たちにとってはよかったと思います。1分55秒台というのはGT3では想像がつかないスピードでした。逆に鈴鹿サーキットをこんなスピードで走れることは珍しいので、予選をすごく楽しみにしていました」
――決勝レースへの意気込み
「正直、攻めきれなかった部分もありましたが、結果としては合算タイムに助けられてポールを獲ることできたので、明日はなんとかチャンピオンを獲りたいですし、事故なく優勝できたらいいなと思ってます」
「自分たちができることやって、あとは65号車LEONの結果を待つだけだと思いますので、チャンピオンが決まった36号車(au TOM’S GR Supra)のおふたりは優しめに抜いていってもらえるようお願いします(笑)」