中山美穂さんの元夫・辻仁成氏「一日、祈っていた」ウェブマガジンに心境つづる

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2024年12月08日 12:04  日刊スポーツ

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日刊スポーツ

辻仁成氏(2019年5月撮影)

歌手で俳優の中山美穂さんが6日、東京都内の自宅で亡くなっていたところを発見された。54歳だった。8日にも解剖が行われ、死因などが明らかにされる。中山さんの元夫、芥川賞作家でミュージシャンの辻仁成氏(65)が8日、自身が編集長を務めるwebマガジン「DesignStories」を更新。現在の心境をつづった。


辻氏は同マガジン内の「JINSEI STORIES」で「某月某日、不意の悲しい知らせがあり、昨日は日記をお休みして、一日、祈っていたのである」と報告。中山さんが亡くなり言葉を失ったことを示唆し、「息子のことが心配なので、昨日はずっと息子君に寄り添っていたのだ。だから、365日、一度も休んだことがなかった日記が書けなかった」と明かした。


そして、「できれば、みなさん、息子も頑張っているので、そっとそっと、見守ってやって頂けると、まじで、父ちゃんは嬉しいのである。よろしくお願いいたします」とつづった。


辻氏は現在、パリに在住しており、この日は厚い雲で覆われた空から一筋の光が差す写真を掲載。「ぼくの母さんが言いました。『ひとなり、辛い時は、じゃんじゃん炒めて、がんがん食べなさい』。昨日は、たくさん話をしたあと、息子と食事をし、母がぼくに託したこの言葉を伝えたのでした。はい、昨日、父ちゃんが見上げていた、ノルマンディの空です。どうぞ…」と、日課の「フランスごはん日記」に話題を切り替えた。


捜査関係者によると、中山さんは6日、湯を張った浴槽の中で動かなくなっていたところを発見されたという。この日は大阪市内で夕方、夜とコンサートが予定されていた。午前9時にJR品川駅発の新幹線に乗るはずが、待ち合わせ場所に来なかったため、事務所関係者と知人が自宅を訪問。変わり果てた中山さんを発見し、110番通報し、正午頃に死亡が確認された。自宅には鍵がかかっており、事件性はないとみられ、病死の可能性がある。


中山さんは、1985年(昭60)のTBS系ドラマ「毎度おさわがせします」で女優デビュー。87年の同局系「ママはアイドル!」で、役として演じた中山美穂の愛称「ミポリン」が、そのまま自身の愛称にも定着した。歌手としても85年の「C」でデビュー。88年からNHK紅白歌合戦に7年連続で出場した。


私生活では、02年6月に辻仁成氏と交際8カ月で電撃結婚。01年10月、辻氏が希望した雑誌の対談で初対面し、この時の同氏の第一声は「やっと会えたね」と言われている。結婚後の03年にパリ(フランス)に移住すると、04年1月には長男を出産。専業主婦を続けたが、14年3月に離婚協議を進めていることが発覚し、同7月8日に離婚した。


◆辻仁成(つじ・じんせい)本名辻仁成(ひとなり)。1959年(昭34)10月4日、東京生まれ。82年にロックバンド、エコーズ結成。89年に小説「ピアニシモ」ですばる文学賞受賞。91年のバンド解散後は、ソロに転向。97年「海峡の光」で芥川賞。99年、映画「千年旅人」で本格的に監督進出。血液型O。

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