逆転が逃げ切りか。運命の最終戦決勝を前にGT300のタイトル獲得条件をおさらい

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2024年12月08日 17:20  AUTOSPORT web

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2024年のシリーズチャンピオンを懸けて最終戦鈴鹿で激突する65号車LEON PYRAMID AMG(上)、2号車muta Racing GR86 GT(左下)、88号車VENTENY Lamborghini GT3(右下)
 11月8日、台風襲来による8月最終週からの“延期開催”というイレギュラーなかたちで最終戦の舞台となっている三重県鈴鹿市の鈴鹿サーキットで、2024年スーパーGT第5戦『SUZUKA GT 300km RACE GRAND FINAL』の決勝レースが行われる。ここではシーズン最後の戦いを前に熱を帯びるGT300クラスのタイトル争いに注目し、チャンピオンの権利を有する3台の戴冠条件を確認する。

 ふたつのクラスが混走するスーパーGTにおいて、もうひとつのカテゴリーであるGT500クラスは、7日土曜日に行われた予選で選手権リーダーの36号車au TOM’S GR Supra(坪井翔/山下健太)がポールポジションを奪い、予選ポイントの3点を追加したことで計4台によるタイトル争いが決着。日曜の決勝を待たず王者auが連覇を達成した。

 一方、GT300クラスでは開幕戦のウイナーであるmuta Racing GR86 GT(堤優威/平良響)、今季2勝を挙げてランキング首位に立っているLEON PYRAMID AMG(蒲生尚弥/篠原拓朗/黒澤治樹)、そしてこの鈴鹿戦でシーズン4勝目を狙うVENTENY Lamborghini GT3(小暮卓史/元嶋佑弥)の計3台がシリーズチャンピオンを争っている状況だ。

 この3台の獲得ポイントは今大会開始前の段階で65号車LEONが84ポイント、88号車VENTENYが73ポイント、2号車mutaが64ポイントだった。だが、予選後は追いかける立場の2台がポイントを加算し、ポールポジションを獲得した小暮/元嶋組がその差を8ポイントに縮め、アタック中にスピンがあった2号車mutaも最終的に3番手に食い込み貴重な1ポイントを得た。この2台が逆転でタイトルを獲るためには、それぞれ優勝(2号車)あるいは4位以上(88号車)の成績が必要となる。

 決勝順位による各車の獲得ポイント推移は下記表のとおりだ。

■GT300クラス:最終戦鈴鹿終了後の獲得見込みポイント表(編集部集計)
順位獲得Pt.#65 蒲生&篠原#88 小暮&元嶋#2 堤&平良優勝2010496852位159991803位119587764位89284735位69082716位58981707位48880698位38779689位286786710位185776611位以下0847665
赤字:自力でチャンピオン獲得可能
黒字:条件次第でチャンピオン獲得
灰字:チャンピオンの権利なし

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