風間俊介とMEGUMIがW主演を務めるテレビ大阪の真夜中ドラマ『それでも俺は、妻としたい』(2025年1月11日スタート、テレビ大阪:毎週土曜 深0:55〜/BSテレ東:毎週土曜 深0:00〜)で、新たな主要キャストと相関図、主題歌を手掛けるアーティストが発表された。
【画像】『それでも俺は、妻としたい』の相関図 NHK連続テレビ小説『ブギウギ』の脚本などを手掛けた、足立紳氏による“ほぼ実録”の同名小説(新潮文庫)が原作。脚本家の夫とそんなダメ夫を罵倒する妻の、夫婦“性”活エンターテインメント小説。足立氏自ら脚本・監督も手がける。
柳田豪太(風間俊介)、42歳。売れない脚本家で収入もなく、浮気するような勇気もなければ風俗に行くような金もない。性欲を処理するためには妻とするしかないのだが、妻のチカ(MEGUMI)にお願いすることが、空よりも高いハードルとなっている。日中働いているチカの代わりに不登校気味の息子・太郎の面倒を見ているがそれもチカには「当たり前だろうが」と一蹴されてしまう。豪太はあの手この手を使ってセックスしようと奮闘するが、チカはそんな豪太をとことん罵倒する。「したい」夫と「したくない」妻、夜の営みをめぐる攻防戦の結末やいかに…。
豪太とチカの息子で、不登校気味な小学生・太郎を演じるのは嶋田鉄太。セックスレスに悩む豪太の相談相手であるママ友・みどり役に吉本実憂。豪太の父親の作郎を演じるのは近藤芳正。豪太の母親で、豪太とチカの夫婦の問題にあれこれ口を挟んでくる佳子役に熊谷真実。そして、豪太の従姉妹である公子役に内田慈が決定した。
また、オープニング主題歌は、なきごとの「愛才」、エンディングテーマは、お笑いコンビ・どぶろっく「ずっとずっと、ありがとう。」に決まった。「愛才」は今作のために書き下ろされた楽曲。言葉遊びを散りばめた歌詞が、煮詰まったセックスレス夫婦の豪太とチカ、それぞれの気持ちとリンクし、明るいアップテンポなメロディと、ビターな歌詞の絶妙なバランスがドラマを盛り上げる。
豪太とチカの息子・太郎が大ファンで、劇中でも数々の人気曲が使用されているどぶろっく。爽やかなメロディと下品な歌詞に不思議と心が温まる楽曲が夫婦の究極の愛を描く本作に彩りを添える。
【コメント】
■嶋田鉄太
今回の役を演じてみて、太郎という男の子の性格や育った環境、不登校になり、頑張って学校に行く姿などに何か惹かれるところがありました。メインの夫婦の話のいろいろなところに散りばめられている太郎の葛藤(?)にも注目してくれたらうれしいです。いろいろありましたが、全てひっくるめていうなら、とても楽しかったです。
■吉本実憂
主人公、豪太のママ友、みどり役を務めさせていただきました吉本実憂です。私の役は、シンプルに言うと豪太の友達。子供同士もよく一緒に遊んでいて、豪太とは、公園で2人で相談や愚痴などを話す仲です。 みどりはすごくはっきりしている性格で、自分の感情に一生懸命で人の話を聞かないこともしばしば。口は悪いですが、子供への愛は豊富な女性です!そして、今回、足立組に参加できて、とても光栄に思います!足立監督の柔らかい雰囲気が現場全体に広がっていて、すごく平和な撮影現場でした。ニコニコしながらモニターを見ている姿を見て、私自身も気持ちがすごく上がって、リラックスして現場にいることができました。作品全体については、夫婦関係のリアルをドアの隙間から覗いているような作品だと思います。風間さんとMEGUMIさんが夫婦役と聞いた時、こんな夫婦いそうだなぁと思いましたし、お2人の夫婦のシーンは見てないので、私も視聴者の皆さんと同じく楽しみにしています!ぜひクスッと笑えるような会話劇を、楽しんでください!
■熊谷真実
まさか、オファーをいただけるとは思っていませんでした。足立監督とは、脚本なさった『アンダードッグ』で初めて、ご一緒させていただきました。あまりのおもしろさに一気読みして、喫茶店が暗くなっていたのを覚えています。いつかまた、ご一緒させていただきたいと思っていました。『アンダードッグ』では還暦デリヘル嬢役でした。そして、今回は、主役の風間俊介さん演じる息子・柳田豪太の母役。これがまた強力。息子への愛が止まらないと言うか溺愛(?)にも程がある母親の役です。聞くと、監督の実話だそうで。風間さんとは、2度目の共演だったので自然に愛情が湧きました。MEGUMIさんは、以前から素敵だなぁと気になる方でした。嫁姑のバトルシーンではバトルなのに笑いが出ちゃう。監督からOKが出た時はうれしかったです。まずは、足立監督のお母様にみていただきたい(笑)。喜んでいただけたら、これほどうれしいことはありません。風間さんとMEGUMIさんの愛あるバトル!?お楽しみください!
■近藤芳正
台本、めちゃくちゃおもしろくてニヤニヤしながらぜんぶ読み切りました。下ネタオンパレードなのに、読み切った後の爽やかさと充足感はなんだろう。また、風間さんとMEGUMIさんの演技、良いんです!この作品のオンエアー、僕がいちばん楽しみにしてます♪
■内田慈
小説『それでも俺は、妻としたい』の2019年初版発行時、実は私、雑誌に書評を書かせていただいたんです。以前書いた某官能小説のあとがきを、足立さんが読んでくださったことがキッカケでオファーをいただき。足立さんの書くものが好きで、足立さんの初の長編監督作品『14の夜』に出演が決まった時も、大喜びだったけど、今度は新作小説の書評!うれし過ぎて、二つ返事で「やります!」とお返事しました。が、なんと予想だにしない展開に。物語の中の夫・豪太のダメさにムカつきすぎて、まったく冷静に読めない!妻・チカが怒りのあまり、おもしろい台詞を豪太に浴びせるたびに、スカッとしては「よくぞ言ってくれた!」とチカに肩入れしてしまう。なので、もはや書評ではなく、この小説を読んで自身の境遇と重ね合わせ一つの決断をした"ある女"のストーリーにし、一編のオマージュとして寄せさせていただいたのでした(笑)。今回、ドラマの中で私が演じたのは、豪太の従姉妹の公子役。豪太のアホさがダダ漏れるシーンのお手伝いをしています(笑)。どうぞお楽しみに。
■なきごと(Vo.水上えみり)
このたびは、『それでも俺は、妻としたい』ドラマ放映おめでとうございます!原作も脚本も読ませていただき、自分の中で作品を消化してから、楽曲制作に取り掛かりましたが、改めて『それ妻』に携われたことを光栄に思います。“売れない脚本家“のリアルな現状と、自分の日々、感じるクリエイターとしてのリアルな気持ちが重なり、才能について、愛情について、そこに対する本音を、まだ売れ“て”ないバンドマンの抗いとしてこの曲を書きました。初めての主題歌書き下ろしをこの作品にささげることができて、うれしかったです。毎週楽しみにしています!
■どぶろっく・森慎太郎
愛してる人としたい、という気持ち。言い換えるなら「ちちくり愛」。主人公が妻とちちくり合う日が来るまで、毎週見届けます。
■どぶろっく・江口直人
助平心が命をつなぐ。愛となり、歴史となり、この星の未来を育む。さあ、チチクリあいましょう。