Text by CINRA編集部
前田哲監督の映画『花まんま』の特報映像とティザービジュアルが到着した。
4月25日に全国公開されることが決まった『花まんま』は、『第133回直木三十五賞』を受賞した朱川湊人の同名短編集をもとに兄妹の不思議な体験を描いた物語。早逝した両親と交わした「兄貴はどんな時も妹を守るんや」という約束を胸に妹の親代わりとして大阪下町で生きる熱血漢の兄・俊樹役を鈴木亮平、結婚を控えながらある「秘密」を抱えている妹・フミ子役を有村架純、幼なじみの駒子役をファーストサマーウイカ、フミ子の婚約者・太郎役を鈴鹿央士が演じる。配給は東映。
特報映像は「兄貴はホンマ、損な役回りやで」という俊樹の口癖からスタート。ベランダから身を乗り出してフミ子を見送る俊樹の姿や、「知らない人たち」と満面の笑みのフミ子が写る写真、「お前は加藤フミ子や、“繁田喜代美”やない!」「私は私や!」という俊樹とフミ子のやりとりが映し出されている。
ティザービジュアルは「幸せになれよ」「わたしには、秘密がある」というコピーとともに、俊樹とフミ子の姿、幼少期の2人がつつじ畑に佇む様子を捉えたもの。幼いフミ子は弁当箱を手にしており、タイトルの「花まんま」とは子どものままごと遊びで作った「花のお弁当」を意味し、大切なひとへ贈り届けるキーアイテムとのこと。