小窓から広がる架空の図書館 ミニチュア作家が描く壮大な物語

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2024年12月09日 15:00  おたくま経済新聞

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小窓から広がる架空の図書館 ミニチュア作家が描く壮大な物語

 「小窓から覗いてみてください」とXに動画を投稿したのはミニチュア作家のイシバシエレクトロニクスさん。


 小窓を覗いた先に映っていたのは、歴史がありそうな格式高い図書館。本棚には無数の書物がズラリ。とてもミニチュアだとは思えないほど精巧につくられており、驚きを隠しきれません。


【その他の画像・さらに詳しい元の記事はこちら】


 イシバシエレクトロニクスさんがこのミニチュアの図書館を作り始めたのは、なんと2年ほど前。まだ完成していないという点にも、さらに驚かされます。


 作ろうと思ったのは娘さんと休日に図書館に行き、「一度は行ってみたい世界の図書館」という本を読んだのがきっかけ。本の中には世界中にたくさんある歴史的な図書館が紹介されており、どれも芸術的で圧倒的な存在感に感動したといいます。


 現在ミニチュアで作っている図書館は、外観や内装などすべてオリジナルのデザイン。ただ、アイルランドのトリニティカレッジやオーストリア国立図書館など、世界中の図書館の良いと思った部分を参考にしているそうです。



■ 書物だけでも約3000冊(まだまだ増える予定)

 さらに本棚に並べられている書物は今の時点で約3000冊。「わりと太めの本で作っている」とのことですが、それでも凄い量です。


 これから別のところにも倍以上の本棚を作る予定とのことで、完成した頃にはどれだけの量になっているかについて、「想像するとしんどくなるので考えていない」と語ります。た、たしかに……。


 イシバシエレクトロニクスさんが完成させようとしているのは、あくまで「図書館」。そのため椅子や階段、屋根など、他にも作るものは山ほど残っています。聞いているこちらですら、気が遠くなりそうです。


 しかもイシバシエレクトロニクスさんの作品は、一般的なドールハウスのように半分に開いて見やすくなるような設計はしていません。その分、窓をたくさん設けてあり、そこから覗き込むことで別の世界が広がるようになっています。


 図書館は架空のものではあるものの、歴史的な背景やストーリーを感じたり、どこかの観光地に行った気分になれたりするようにこだわって作っているとのことでした。


 なお、図書館は大きく分けて、「中央部分」、「右側」、「左側」の3つで構成されており、今は「中央部分」と「右側」が完成しているそう。


 残すは「左側」の内装のみで、2025年の春に大阪で展示イベントがあるので、その頃には完成させる予定とのこと。いったい、どんな図書館が完成するのかワクワクしますね。



<記事化協力>
イシバシエレクトロニクスさん(@ishibashi_elect)


(佐藤圭亮)

Publisher By おたくま経済新聞 | Edited By 佐藤圭亮 | 記事元URL https://otakuma.net/archives/2024120904.html

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