『アート&ジャズ ハーモニー 〜谷岡記念館でファクトリーアートとジャズを楽しもう〜』に参加した西森洋一 お笑いコンビ・モンスターエンジンの西森洋一が、7日に地元の東大阪市・大阪商業大学谷岡記念館で開催された『アート&ジャズ ハーモニー 〜谷岡記念館でファクトリーアートとジャズを楽しもう〜』に参加した。
【写真】東大阪市で「中小企業!」「技術!」のコール&レスポンス 大阪・関西万博に向け、府内各地の日本遺産や文化財などを舞台に実施する「大阪文化資源魅力向上事業」(主催:大阪府・大阪文化芸術文化事業実行委員会)の一環。大阪商業大学谷岡記念館は、1935年に竣工した歴史的建造物。今回、昭和モダンなダンスホールの雰囲気となった。
第1部のライブでは、ジャズの名曲「In the shade of the old apple tree(リンゴの木の下で)」や、「Sing sing sing(シング・シング・シング)」「Take the A train(A列車で行こう)」などに乗せ、華やかなペアダンスで盛況。一方、令和のジャズミュージシャン「asobiyoshi」が、スタンダートナンバーを現代風に再構築して魅了した。
また、大阪大学総合学術博物館の船越幹央・副館長が「近代大阪の産業とモダニズム−歴史的ストックを未来に生かす視点−」と題して、基調講演。ものづくり技術を受け継ぐ東大阪とアートの文脈を解説した。
第2部「ものづくりアートショー」では、実家が東大阪の町工場の西森をはじめ、地域に根ざしたものづくり各社の担当者がトーク。これまでアートに通ずる発明品を続々と披露してきた西森は、ゴルフ練習器具の特許を取っていることを伝え、もうすぐ試作品ができると明かした。
また、西森は現在、笑い飯・西田幸治からの依頼され、新作の「鍋」開発に励んでいるという。普通の鍋ではなく、鉄の鍋の真ん中に柱を立てて、その上に小さなフライパンをつける仕様。フライパンで肉を焼くと、脂が下に落ち、おいしい鍋が食べられるという。ちなみに、4日間かけて作ったものは失敗。費用もかかっているというが、西森は「西田さんにはめちゃくちゃお世話になっているからプレゼントします」と明かしていた。
会場ではこのほか、東大阪の町工場とアーティストのマッチング企画や、ワークショップ、作品展示などが行われた。