「ヒートショック」は高齢者以外も要注意 スマホで長風呂、寝不足での入浴もリスク高まる【Nスタ解説】

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2024年12月09日 20:33  TBS NEWS DIG

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TBS NEWS DIG

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“冬将軍”の到来で群馬県や新潟県などでは“ドカ雪”となりました。週末にかけ、さらに冷え込み、大雪となるところもありそうです。冬に起こりやすい「ヒートショック」のリスクや対策について解説します。

【写真を見る】週末にかけて寒さ厳しく 日本海側は大雪のおそれ

週末にかけ さらに強い寒気 日本海側 大雪への備えを

広瀬駿 気象予報士:
12日頃から“冬将軍”が本気を出して、さらに寒さが厳しくなりそうです。

▼日本海側は週末に大雪の恐れがあります。北海道も含めて警報クラスになる恐れもありますので注意が必要です。▼東京は13日に雨が降る可能性があるものの、週末までは冬晴れになるとみられています。ただ寒暖差は激しく、部屋の中でも寒暖差が生まれやすいので体調を崩さないように注意をしてください。

注意 入浴時「ヒートショック」 冬本番でリスク高まる

井上貴博キャスター:
何度もお伝えをしていますが、『ヒートショック』にご注意ください。『ヒートショック』は急激な気温の変化によって血圧が急激に上下し、心臓や血管の疾患が起こることです。特に血圧が変化しやすい“冬の入浴時”には注意が必要です。

政府広報オンラインによりますと、入浴時の血圧は、▼室内は暖かい空間なので血圧は安定しています。しかし、▼脱衣所へ移動すると、寒い場所のため血圧は上昇、▼浴室は暖めていないと寒く、さらに血圧が上昇、▼湯船に浸かるとぽかぽかで血圧低下という変化が生じるということです。

ひなた在宅クリニック山王 田代和馬院長は「浴室のヒートショックが特に多い。脱衣所より寒い場合が多く、さらに間違って水のシャワーを浴びてしまうこともある。また湯船に入った瞬間は血圧が上昇しやすい」といいます。

「スマホで長風呂」は要注意

厚労省「人口動態調査」には、浴槽での死亡事故、65歳以上の高齢者は9割以上というデータがあります。しかし高齢者以外も注意が必要です。

ひなた在宅クリニック山王 田代院長によりますと「スマホで長風呂、飲酒後の入浴などは血圧が低下し、湯船から出たときに血圧が急上昇するリスクがある」「寝不足での入浴は自律神経が乱れた状態のため、血圧が変化しやすい」といいます。

田代院長は「ヒートショックを防ぐには、▼脱衣所・浴室を入浴前に暖める ▼熱い湯船にいきなり入らない ▼入浴前後に水分補給」が大切だということです。

ホラン千秋キャスター:
寒いと入浴を早く終わらせたくなりますが、血圧の上下に注意をすることが大事ですね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
お風呂場もそうですが、暖かい室内からいきなり外出するときも注意が必要ですね。

広瀬 気象予報士:
入浴時の汗の量は500mL以上と言われています。水分補給は重要ですね。

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