ディナーショーの開催、香取慎吾とのコラボ、そしてフェスへの出演発表――。ここにきて明菜の“完全復活”が現実味を帯びて来ている。
12月4日、来年4月に大分で開催される野外フェスへの出演が発表された中森明菜(59)。彼女が参加するのは、『ジゴロック2025〜大分“地獄極楽”ROCK FESTIVAL〜』。今年3月に初めて開催されたフェスだが、初開催にもかかわらず多くの有名アーティストが参加し、2日間で計1万7000人以上を動員した大型野外音楽フェスだ。
「ここ最近になって、明菜さんのメディア露出が急速に増えてきています」と、ある芸能ライターは指摘する。
「今年7月にファンクラブ限定のディナーショーを行い、実に6年半ぶりの公の場での復活を果たすと、今度は香取慎吾さんの配信アルバムに『TATTOO(feat.中森明菜)』が収録されることが発表されました。SNSで香取さんとの元気そうなツーショットも公開するなど、徐々に明菜の“完全復活”の兆しが見えてきています」
大みそかの『NHK紅白歌合戦』への特別出演も期待されていただけに、それに先んじた“大型野外フェス出演”の発表は多くのファンを驚かせた。
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なぜ明菜は復活の地に大分を選んだのだろうか。本誌が『ジゴロック』を主催するテレビ大分のイベント担当者に問い合わせると背景をこう明かしてくれた。
「当フェスの出演については、中森さんの所属事務所に確認したところ『古くからお世話になっている方からお声かけさせていただいて、前向きに調整を行ったところ出演が叶いました』との回答をいただいております」
今年で2回目を迎える『ジゴロック』だが、全世代をターゲットにしたフェスを目指しているという。
「ただ出演者の解禁はまだほんの一部で、まだ半分以上も発表していないのです。今回の中森さんの出演発表は、アーティスト(明菜さん)サイドからお声がけがあってのことでした」
今回の報道後、チケットの売れ行きが爆発的に伸びたという。
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「フェスではVIP席もご用意させていただいているのですが、中森さんが出演される19日分は報道後の翌日朝には完売になりました。そうした意味で、この早い時期に明菜さんの出演を発表できたのは、こちらとしてもすごく良いタイミングでしたし、反響の大きさには驚いております」
フェス出演は来年の4月になるが、明菜本人としては還暦を迎える7月を目途に“完全復活”の調整を行っているようだ。レコード会社関係者が明かす。
「12月にスポーツ紙が報じた復帰後初のインタビューで、今年7月に開催されたファンクラブイベントについて『ファンの皆さまが温かく迎えてくださって、終わる頃には『え〜!もう終わっちゃうの?まだまだやっていたい!』なんて、わがままにも思っておりました』と今後の活動に意欲を見せていました。
明菜さんは、還暦を迎える来年度を自身の歌手活動の中で特に重要視しているようなのです。そのため、“異例”とも言える大きな野外舞台での歌唱にチャレンジすることで、“完全復活”に向けてモチベーションを上げていきたいと考えているのではないでしょうか」
大分の地で、明菜の歌声が響き渡る日が着々と近づいてきている――。
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