医師の男が上告=ALS患者嘱託殺人
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2024年12月10日 12:31 時事通信社
難病の筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者から依頼を受け、薬物を投与して患者を殺害するなどしたとして、嘱託殺人と殺人などの罪に問われた医師大久保愉一被告側が10日までに、一審に続いて懲役18年とした大阪高裁判決を不服として上告した。9日付。
弁護側は、患者の選択した「穏やかな死」を実現するための行為で、被告の刑事責任を問うことは、憲法が定める幸福追求権に反すると主張したが、大阪高裁は11月25日、「社会的相当性を認める余地はない」として一審大阪地裁判決を支持し、被告側の控訴を退けた。
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