6日後には新ネタライブがあることを明かしたにぼしいわし(左から)香空にぼし、伽説いわし(C)ORICON NewS inc. 女性芸人の中から一番面白い“笑いの女王”を決定する、日本テレビ系『女芸人No.1決定戦 THE W2024』が、10日に放送(後7:00)。過去最高のエントリー数903組の中から、にぼしいわしが8代目王者に輝き、賞金1000万円と『日テレ人気番組出演権』『冠特番』などの副賞を獲得した。2年ぶり4度目の決勝でつかんだ王者。優勝後の会見では、それぞれのキャラクターがにじみ出るものとなった。
【写真】念願の優勝を果たし大喜びのにぼしいわし ともに1992年生まれ。高校の同級生だった香空にぼし(32)、伽説いわし(32)で在学中に結成。高校3年時にはハイスクールマンザイに出場する。その後、大阪NSCを経て、2013年プロデビュー。2020年からフリーで活動し、2023年には拠点を東京に移した。
いわしが「芸人界隈では(THE Wは)漫才2本で優勝できない大会だと言われていたのですが、勝ってやるぞ」との思いを吐露。にぼしは「コントをやると、荷物多かったりするんですけど。我々の楽屋だけシンプルでした。優勝できてよかったです」とほっこりしたコメントで笑わせた。
フリーでの優勝は『THE W』史上初となるが、いわしが「控えめに言ってすごいですよね」とニヤリ。フリーで頑張ると決めたからには、売れないといけないので、ここからテレビとかネタとか頑張っていかないといけない。フリーでも売れているぞと達成できたんじゃないかなと。事務所とかも作りたいと思います。(仕事の管理は)親友にメールアドレスとパスワードを教えているのですが、姿が見えない」と声を弾ませた。
事務所の設立以外の賞金の使い道について、にぼしが「東京の道が、アップダウンがすごいので、電動自転車がほしかった。マシンガンズの滝沢さんが、優勝したら買ってくださると言ってくれたので、おいしいものでも食べに行きたいです。滝沢さん、会いにいかなアカンな」と満面の笑みを浮かべた。
楽しみにしている番組の話題では、いわしが『有吉の壁』と答える中、にぼしは「『青空レストラン』でにんじんを抜きたいと思います」とここでも対照的なコメント。いわしは「賞レースに出るのは、ライブだけでやっていると認知度が上がらなくて。ライブに来てもらうっていうことがすごく難しくて。やっぱり、タイトル取らないと、ライブに足を運んでもらえないので、なので賞レースに出ていて。ウチらは、ライブで食っていきたいなと思っているので」と言葉に力を込めていた。
その言葉通り、早速16日には新ネタライブが控えている。いわしは「優勝してもしますって言っちゃったので、今から新ネタを4本書くんですけど、頑張ります」と意気込むと、にぼしがマイペースに「頑張ってね(笑)」と呼びかけた。写真撮影では、おんぶした姿で応じるなど、最初から最後までほっこりとさせる会見となった。
2017年にスタートした同大会は「WOMAN(女性)」と「WARAI(笑い)」の頭文字“W”を取って命名。女性という参加条件を満たせば、プロアマ、芸歴、人数、年齢を問わず、自由度の高い“女芸人の祭典”。漫才、コント、一人芝居、モノマネ、パフォーマンスなどジャンルは何でもアリの異種格闘技戦を展開する。
同大会MCは、後藤輝基(フットボールアワー)、黒田みゆアナ、審査員は川島明(麒麟)、田中卓志(アンガールズ)、哲夫(笑い飯)、野田クリスタル(マヂカルラブリー)、渡辺江里子(阿佐ヶ谷姉妹)、森田哲矢(さらば青春の光)、大会サポーターは、山添寛(相席スタート)、コットンが担当した。
【ファイナリスト組分け&出演順&結果】
■Aブロック
やました:5 ぼる塾:2
やました:2 にぼしいわし:5
にぼしいわし:5 もじゃ:2
■Bブロック
レモンコマドリ:3 おかずクラブ:4
おかずクラブ:2 紺野ぶるま:5
紺野ぶるま:4 キンタロー。:3
■Cブロック
忠犬立ハチ高:5 エルフ:2
忠犬立ハチ高:7 足腰げんき教室:0
【歴代王者】
第1回(2017年)ゆりやんレトリィバァ
第2回(2018年)阿佐ヶ谷姉妹
第3回(2019年)3時のヒロイン
第4回(2020年)吉住
第5回(2021年)オダウエダ
第6回(2022年)天才ピアニスト
第7回(2023年)紅しょうが